メモ

インドのどこで婦女暴行事件が起きているか地方別にまとめた「レイプ地図」

By mckaysavage

昨年12月、インドのニューデリーで無認可バスに婚約者の男性とともに乗っていた23歳の女性が6人の男からレイプされる事件が起きました。女性はレイプされた上に婚約者ともども鉄パイプで殴られるなどの暴行を受け、車外に放り出され、病院に運ばれましたが死亡しました。

こういった事件はインドでは珍しくなく、また、女性も被害届を出さないケースが多いらしいのですが、届けが出ているだけでどれぐらいの事件が発生しているのかをWall Street Journalが地図にまとめています。

A ‘Rape Map’ of India - India Real Time - WSJ
http://blogs.wsj.com/indiarealtime/2013/01/03/a-rape-map-of-india/



こちらがその地図。地方別・都市別の発生数がまとめられています。


データは2011年のもので、この年に国の犯罪記録事務局(NCRB)に登録されたレイプ事件の件数は2万4206件でした。

地方別での事件登録件数を比較すると、最多だったのは北部の6227件でした。北部に分類されているのはハリヤーナー州、ヒマーチャル・プラデーシュ州、ウッタル・プラデーシュ州、ジャンムー・カシミール州、ラージャスターン州、パンジャーブ州、ウッタラーカンド州、デリー首都圏、チャンディーガル連邦直轄領の9つの州・地区。

件数が2番目に多かった地方は中部(ジャールカンド州、マディヤ・プラデーシュ州、チャッティースガル州)で5243件。東部(ビハール州、オリッサ州、西ベンガル州)が4409件、
南部(アーンドラ・プラデーシュ州、カルナータカ州、タミル・ナードゥ州、ケーララ州、ポンディシェリ連邦直轄領)が3894件、北東部(アルナーチャル・プラデーシュ州、アッサム州、マニプル州、メーガーラヤ州、ミゾラム州、ナガランド州、シッキム州、トリプラ州)が北東部2246件、西部(マハーラーシュトラ州、グジャラート州、ゴア州、ダードラー及びナガル・ハヴェーリー連邦直轄領、ダマン・ディーウ連邦直轄領)が2174件となっています。

NCRBによると、西ベンガル州ムルシダーバードで、1地区としては最多のレイプ433件、性的いたずら621件が登録されているとのこと。

地方別で見たときに最多の北部の中でも事件件数が最多だったのはウッタル・プラデーシュ州では、1億9960万人の人口に対して2042件のレイプ事件が登録されています。これは人口10万人あたり1.02件という割合で、同じく北部2位のラージャスターン州(1800件)は人口が8470万人と少ないため、割合は10万人あたり1.70件と上がっています。

この割合で見ていくと、中部チャッティースガル州ビライで10万人あたり5.7件という高い数字が出ています。これはデリー(10万人あたり2.8件)の2倍に当たります。

専門家の調べによればインド北部は女性がこういった被害を訴えることをあまりよしとしない風潮があり、仮に訴え出ても居心地の悪い思いをするか、最悪、警察が取り合ってくれないのだそうです。これについては最近、パンジャーブ州で3人の男にレイプされた18歳の少女が、被害を警察に訴え出たところ何もしてくれなかったため、自殺したという事件が起きたところ。しかし昨年12月、冒頭に挙げた無認可バスでのレイプ事件が起きたため、さすがにインドでもこの2件のレイプ事件については大きく報じられました。

それでも、女性国民同盟のRuth Manoramaさんは「女性の性被害とそれに対する周囲の反応というのはインド北部だけでの現象ではなく、インド全体での現象なのです」と、冷ややかなコメントをしています。

データはあくまで「登録件数」であり、発生しているレイプ事件はこの何倍あるのかまったく見当もつきませんが、国民全員の意識を変えていくというのは、かなり難しそうです。

・関連記事
レイプ犯に襲われた時の撃退法をキュウリを食いちぎりながらレクチャーするムービー - GIGAZINE

レイプ犯のペニスに鋭いトゲが歯のように突き刺さるアンチレイプコンドーム「Rape-aXe」 - GIGAZINE

レイプ被害者の母親が報復のため犯人を焼き殺す - GIGAZINE

2026年にはインドが中国を抜いて人口世界一の超大国になる見通し - GIGAZINE

インドの大学、女子学生のジーンズ着用禁止に - GIGAZINE

眼から血の涙を流す少女がインドに現れる - GIGAZINE

人々が極彩色の色水を掛け合うインドの熱狂的な祭り「ホーリー」の写真 - GIGAZINE

in メモ,   Posted by logc_nt