Amazonで購入したCDを即MP3化してくれる「AutoRip」サービスがスタート

Amazonでは音楽のMP3ファイルダウンロード販売や購入したMP3をクラウド経由で聞けるAmazon Cloud Playerといったサービスを行っていますが、このたび、それをさらに一歩推し進めて、CDを購入した場合でもその楽曲を自動的にデジタル化(MP3化)してダウンロードやストリーミング再生が可能になるという「AutoRip」サービスを開始しました。

Amazon AutoRip
http://www.amazon.com/autorip

Introducing “Amazon AutoRip” – Customers Now Receive Free MP3 Versions of CDs Purchased From Amazon – Past, Present and Future
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1773251

何のサービスなのか、どのように利用するのかについては、Amazon.comがムービーを用意してくれています。

Amazon.com : AutoRip: What Is It?
http://www.amazon.com/gp/mpd/permalink/m2R3TT438RDGF5/

この人はAmazon.comのポール・ホフマンさん。

まずは「AutoRipって何なの？」という話から。

音楽ファンはアートワーク(ジャケット)やライナーノーツまで含めてCDのことも愛しているはずですが、問題はかさばってしまうという点。

何百枚、何千枚ものアルバムを所有しているとなると大変です。1つすばらしい解決方法があるとすれば、全部こういった端末に押し込んでしまうこと。

もちろん、音楽はどんなところでも楽しめるようにしておきたいはず。

そこで解決方法になるのがコレ、AutoRip。

Amazon.comにアクセスするとこのようにアートワークが見られます。これは以前から同じですが……

「Add to Cart(カゴに入れる)」をクリックして購入

すると、家にCDが届きます。

と同時に、AmazonではこのCDのデジタルデータをクラウド上にアップロード。

クラウド上には、いままでAmazonで購入したデータが保存されています。

これにより、どんな端末ででもどんな場所ででも音楽を楽しむことができます。もちろん、新曲であってもCDを購入したあと、すぐにMP3で楽しめるというわけ。

基本は「AmazonでCDを購入するとMP3化してくれる」という流れですが、いまならボーナスとして、1998年のAmazon Music Storeオープン以降に購入した過去のCDもAmazonがクラウド上のライブラリに追加してくれるのだそうです。

続いてはハウツーのムービー。

Amazon.com : AutoRip: How To
http://www.amazon.com/gp/mpd/permalink/m36SHA5W1FRTOE/

Amazon.comにアクセスして……

好みのCDを購入。「Paul's Hairapaloozaか、いいチョイスだね！」とホフマンさんが喜んでいます。

ポイントは画面右側の購入ボタンの下にあるアイコン。このアイコンがあるCDは、購入したときにフリーでMP3バージョンがついてくることを示しています。

アイコンつきのCDであれば、購入すると同時にクラウド上にMPバージョンが追加されるので……

クラウドからダウンロードしてきて、いつでもどこでもどんな端末でも楽しめます。

ダウンロードは、購入後に今すぐ音楽を再生するかダウンロードするボタンが表示されるのでこれをクリックするか……

Cloud Playerから行います。

今のところ、このサービスが使えるのはアメリカ(Amazon.com)のユーザーのみで、Amazon.co.jpではサービスを提供していません。

ホフマンさんが解説ムービーで言っていた「ライナーノーツ」あたりについては解決されていない気もしますが、CDからわざわざリッピングする手間が不要になり、そもそも購入してからCDが届くまで待たなくてもCloud Playerで聞くことができるというのは、なかなか素早くていいかも。