50台の一眼デジカメを円筒形スタジオに張り巡らせて撮影する「The 24x360 project」
被写体の周囲にカメラをたくさん並べてアングルを動かしたい方向に向かって順番に連続撮影していくことで、被写体自体はスローモーションに見えるのにカメラワークは高速で移動するという不思議な映像を可能にする撮影技術をバレットタイムと言い、映画マトリックスで使われていることで有名です。そのバレットタイムを円筒形のスタジオの周りに一眼デジカメを張り巡らせることによって可能にしたのが実験的プロジェクト「The 24x360 project」。ライトペインティングを効果的に使い、近未来的な不思議な映像ができあがっています。
24x360 on Vimeo
ムービー中の各作品はウェブサイトのGalleryからじっくり見ることも可能です。
Diopside(透輝石)
Spirit of Eve(エバの魂)
Blinking tube(きらめくチューブ)
Frozen time(フローズン・タイム)
Soleil Maya(マヤの太陽)
Gen Water(聖なる水)
Gen Shield(聖なる盾)
Gen Fire(聖火)
Green Power(グリーン・パワー)
The light dance(ライト・ダンス)
なお、このムービーは実際にキヤノンのカメラを使って撮影されたもの。スタジオができあがるまでのメイキングも公開されているのですが、かなりすさまじいことになっています。
How I Created a Matrix Bullet Time-Style Rig With 50 DSLRs
撮影は専用の特殊スタジオを作って行われました。
まず、円筒形のスタジオそのものを作ります。
スタジオの側面に丸く穴を開け、周囲をぐるっと囲むようにしてカメラのスタンド場所を設置。
カメラはキヤノンのEOS 600D。
カメラをスタジオの周囲を囲んでいきます。
完成後の様子。圧巻です。
スタジオの中はこんな感じ。スタジオは当初24台のカメラが使用されていましたが、後にカメラを追加して、最終的に50台のカメラが設置されたようです。
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