ロード・オブ・ザ・リングの前日譚「ホビット」の舞台裏を監督が案内するムービーが圧巻、想像を絶する映画の舞台裏がよくわかる
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで29億ドル(約2400億円)のメガヒットを生み出したピーター・ジャクソン監督が再びメガホンを取り、同作と同じ中つ国を舞台に描く冒険ファンタジーの最新作が「ホビット 思いがけない冒険」です。
『ホビット 思いがけない冒険』
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/
日本では同作は2012年12月14(金)公開予定となっていますが、そのプロモーションの一環としてジャクソン監督の公式YouTubeチャンネルには次々とメイキング映像がアップされており、中でも監督やスタッフたちがスタジオを案内してくれる14分に及ぶムービーは「そこまで見せていいの?」と心配になるほど盛りだくさんの内容で、舞台裏を隅々まで見られる映像が満載です。
The Hobbit - Production Diaries 7 - YouTube
冒頭のシーンでは監督自ら車を運転して「ストーン・ストリート」と呼ばれるスタジオに案内してくれます。
入り口に到着。
かつては塗装工場だったというこの建物は現在映画スタジオに生まれ変わり「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや「キングコング」そして、最新作の「ホビット」の撮影に使用されています。
空撮。
マップ。
オフィスの様子。
出演者が宿泊しているトレーラーハウスが並ぶ一角に向かいます。
中から登場したのはドワーフのボフール役を務めるJAMES NESBITT
彼が使用するトレーラーハウスの中。
長期の滞在でもリラックスできるようにいろいろと自分好みの飾り付けをしてあります。
本作の主人公ビルボ用のトレーラー。
魔法使いである灰色のガンダルフもここで暮らしているようです。
ドワーフのキーリ。
ボンブール。
フィーリ。
オインとドーリ。
グローイン役の男性は素顔で登場。
メイク室に到着。
2時間後にはまったく別人ならぬ別ドワーフに仕上がっています。
本作の主人公ビルボも一瞬だけ登場。
穏やかな天気の日ばかりではありません。
ヒョウが振る日もあります。
スタントマンたちが集まるエリア。
突然のバトル。
ソードマスターという謎の肩書きの男性は、おそらく殺陣指導役ですがあっさり切りつけられて100ポイントのダメージを負っています。
次はヘアーメイクと衣装を担当するセクションに移動。
倉庫の中はこんな感じ。
メイクアップとウィッグのデザインを担当する男性。
ズラリと並ぶ様々なカツラ。
映画の中ではこんな感じで使用されています。
衣装倉庫はこんな感じ。
役名が書かれたパネルで服を管理。
ここにある衣装を着けて撮影している様子は以下の通り。
ドワーフの恰幅の良い姿を再現するためのスーツ。
「キングコング」の撮影で使用されたことから「K」と名付けられたスタジオ。
内部には巨大なセットがあります。
ガンダルフが撮影中。
別のスタジオでは中で実際に火を燃やして撮影中。
次はデザイン部門が集まるエリアに移動。
撮影に使用されるものが大量に置かれています。
スケッチを行っている人たち。
ソリのような大道具。
特撮用のミニチュアを作成中。
撮影禁止のものもあります。
実際のセットの中はこんな感じ。
撮影中の様子もチラッと映っています。
照明機材を担当する男性。
彼は裏方のはずですが、心なしか中つ国の住人のように見えなくもありません。
高額な照明機材がたくさん。
こんな感じで撮影中は使用されています。
今度は技術部門の人が集まるブロックへ移動。
激流を下りながら撮影できるカメラなどが登場。
BACK LOTと呼ばれる場所には巨大な緑の壁があります。
この施設はこの緑の壁の前で俳優が演技をした後に、CGで背景を加えるための場所。
山や森、住宅街といった背景を挿入可能。
さらに、天幕を張れば日差しを遮ることも可能。
お次は武器倉庫。
ドワーフの斧。
少し走ったところにあるのはアバター・第9地区・ナルニア国物語などのVFX技術で有名なWeta Workshop。単純になんでもかんでもCGというわけではなく、衣装や武器の作成も行います。
ハンマーのようなものを加工中。
できあがるとこんな感じ。
何かを塗装しています。
金属の部品を曲げている所。
マスク。
スケールダブルというのは人間よりも身長の小さいホビットを再現するために集められた代役の人たちが居るエリア。
マスクを外すとこんな感じ。
撮影中の様子。
再びジャクソン監督が登場。
彼が振り返った先に立っているのは……
カメラを構えたエルフ。
レゴラス役のオーランド・ブルームが登場。
監督と談笑中。「カメラの仕事は楽しいね」というオーランドに監督は「カメラマンにしてあげるよ」というような会話が交わされ、なぜかスケールダブルの男性がレゴラス役をゲット。
というわけで、新レゴラス登場。
なぜか弓ではなく二刀流。
でもやっぱり強い。
「COMING SOON」の文字。もちろんジョークです。
なお、GIGAZINEではこのムービーにも登場しているピーター・ジャクソン監督へのインタビューを予定しており、日本での完成披露試写会などの様子とセットで記事化する予定なので乞うご期待。
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