「iPod nano」がマルチタッチ対応2.5型ディスプレイを新搭載、「iPod touch」は5色のカラーバリエーションで登場

「iPod nano」は新たにホームボタンを搭載しマルチタッチにも対応するなどiPhoneシリーズに近いデザインに進化。「iPod touch」はさらに薄型軽量化が進みカラーバリエーションやアクセサリーが追加されるなどした新モデルが発表されました。

アップル - イベント - Apple Special Event 2012年9月

iPodシリーズの累計販売台数は3.5億台とのこと。

旧モデルは以下の通り。

歴代の「iPod nano」シリーズは以下のように進化してきました。

そして、これが最新の「iPod nano」。

厚さは5.4mmで38パーセントの薄型化を実現。

ボリュームボタンの「＋」と「－」の間で再生・一時停止や早送り・巻き戻しの操作が可能。

ディスプレイは2.5インチでマルチタッチに対応しています。

カラーバリエーションは7色。

映像の再生にも対応。

歩数計を備えたフィットネスアプリをプリインストール。

ユーザーからのリクエストが多かったというBluetoothによる外部機器の接続に対応。

以下のようにカーオーディオなどとワイヤレスで接続して音楽を再生できます。

次は第5世代となる最新のiPod touchについて。

外見は以下の通り。

厚さは6.1mmで、同シリーズ中最薄。

重量は88グラムで、こちらも同シリーズ中最軽量。

裏側はこんな感じ。

iPhone 4Sと同じA5プロセッサーを搭載。

グラフィック処理能力も向上。

「iPod touch」としては初のiSightの名を冠したカメラを搭載。

500万画素の撮像素子を備え、F値2.4の明るいレンズが付いています。

実際に撮影した写真は以下の通り。

パノラマ撮影にも対応。

「iPhoto」をダウンロードして写真をレタッチすることも可能。

ムービーの編集にも対応。

「iPod touch loop」というストラップが付属。

以下のように上に通して使用することで落下防止になります。

FaceTime HD（フロントカメラ）は720pで、顔認識が可能。

Bluetooth 4.0の他802.11a/b/g/nによる接続に対応し、無線LAN使用時では理論値最速150Mbpsでの通信が可能。

音声アシスタントのSiriも利用できます。

5色のカラーバリエーション。

さらに、イヤホンも改良型に。

新モデルのデザインには3年を費やした、とのこと。

以下が新しいEarPods。

ボリュームコントロールボタン。

開発風景は以下の通り。

こんな感じで耳の中に直接空気の振動を届ける構造になっています。

パッケージは以下の通り。「iPhone 5」「iPod nano」「iPod touch」に付属します。

iPodシリーズの価格は「shuffle」が49ドル、新型の「nano」が149ドル、旧型の「touch」の16GBモデルが199ドル、32GBモデルが249ドル、新型の「touch」の32GBモデルが299ドル、64GBモデルが399ドルで、新モデルの発売時期は10月予定とのこと。

なお、日本のAppleストアでの「iPod touch」の直販価格は税込み2万4800円からで、「iPod nano」の直販価格は税込み1万2800円。いずれも、オンライン予約受付の開始は9月14日からとなっています。

収益の一部がアフリカのエイズ患者のために利用されるREDモデルは通常ラインナップのカラーバリエーションの5色とは別モデルとしてラインアップ。

>

最後にクックCEOが登場。特別ライブのゲストとしてフーファイターズを紹介します。

ライブの様子は以下の通り。

来場者に手を振るクックCEO。

・前の記事
新「iTunes」が目指した劇的なまでにシンプルなデザインとは？

・次の記事
「iPhone 5」新型「iPod nano」「iPod touch」などの高解像度画像まとめ