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なぜ6歳の少女はセクシーになりたがるのか?

By (be·holder) away for awhile

フランスで10歳の美少女モデルがセクシーすぎると話題になったり、10代の学生が携帯電話を使って性的な写真を送信する問題があったりと、早熟な少女たちにまつわる問題はいろいろありますが、アメリカ中西部の小学生の子供たちを対象とした研究によって、6歳の少女たちの多くがすでに自分を性的な対象だと考え始めているということがわかりました。

Why 6-Year-Old Girls Want to Be Sexy | Self-Sexualization | LiveScience
http://www.livescience.com/21609-self-sexualization-young-girls.html

過去の研究でも女性やティーンエイジャーは自身を性的なものとして客体化しているということは明らかでしたが、新しい研究によると、初めて女性たちが自身を性の対象とみなすのは幼い少女の時であるということです。これはSex Roles誌で発表されたのですが、それと同時に少女たちが自身を客体化しないために必要な要素も明らかにされています。

この研究を行ったノックス大学の心理学者たちは6歳から9歳の少女たちが自身を性の対象としているかどうかを測るために紙人形を使ったそうです。60人の少女たちは、タイトで露出の多いセクシーな服を着た人形と、オシャレではあるけれど露出が少なくゆったりとした服を着ている人形という2つの人形を見せられ、「自分自身に見えるもの」「自分がこう見えて欲しい、と思うもの」「学校で人気のもの」「遊びたい方の人形」という4つの質問と共に人形を1つ選んでもらいました。その結果、もっともよく選ばれたのはセクシーな方の人形でした。この結果は2つのカテゴリーにおいて重要で、その1つが68%の少女がセクシーな人形のようになりたいと言ったこと、もう1つは72%の少女がセクシーな人形の方がより人気だ、と発言していることです。


研究者であるChristy Starrさんはこれを「少女たちがセクシーな人形を選ぶのは、セクシーさが流行の最先端で、それが社会的な有利さを備えているからだ、という可能性が大いにあります」と説明します。また、他の研究によってセクシーさが人気なのは少女たちの間でだけで、少年たちの間にはないということがわかっています。人気者になりたいというのは女性に限った欲求ではありませんが、人気者になるためにはセクシーにならねばならない、というプレッシャーは女性だけのものなのです。

Starrさんとアドバイザー兼共著者であるGail Fergusonさんは少女たちの反応に影響を与えている要因を発見しました。多くの少女は公立学校から募集されたのですが、小さな町では地方のダンススタジオから募集されていたのです。ダンススタジオから募集された少女たちは4つの質問において公立学校の少女たちよりも露出の少ない、セクシーではない方の人形を選ぶ傾向にありました。ダンスを含め、スポーツは少女や女性に体の価値を認めさせ、より具体的な身体のイメージを与えることと結びついているのです。「ダンスは少女たちに体を尊重させ、彼女たちの体が他人にセクシーに見せるものではなく目的のために使うものであるという意識を与え、自身に対する性の対象化を減少させることができる」とのことです(しかし、過去の研究ではダンスのような審美的なスポーツに少女たちが取り組むと、他人より自分に重きを置く恐れがあると警告しています)。

By kelsey_lovefusionphoto

メディアの消費だけが少女にセクシーな人形を選ばせているわけではなく、研究の中ではテレビや映画をよく見る少女たちのうち、彼女たちの洋服や外観について日に何度も心配して、彼女たちが自身を性の対象とする傾向を口に出す母親がいる子どもであるほどセクシーな人形は人気である、という傾向もわかりました。

著者たちはメディアや母親が少女たちを性の対象化の傾向に向かわせる、ということを示しています。このように母親やメディアが強い影響力を持つ一方で、テレビや映画を「悪い例」として使用した母親を持つ少女たちは自分たちをセクシーな人形のようだとはあまり言いませんでした。「メディアを見ている間における母親の教育の力は『なぜ少女がセクシーな人形を人気だからという理由で選ぶ割合が、1時間テレビや映画を見るごとに不思議と7%ずつ減っていくのか』ということを説明しているようです。母親のテレビに対する教えは性の対象化から少女を守る重要な要素であり、メディアを多く見ていてもそれを教育として利用することは可能なのです」とStarrさん。

By greekadman

また、母親の宗教的信念も少女たちが自身をどう見るかということにおいて重要な要素として現れてきます。テレビをたくさん見る少女であっても信心深い母親がいる場合は、母親が自身の体を尊重し謙虚にふるまうことによって、テレビや映画で描写されるイメージを和らげ、少女たちは性の対象化から守られているのだろう、と著者は書いてます。

しかし、テレビなどのメディアをあまり見ない、信心深い母親を持つ少女は、自身をセクシーな人形のように見せたいという傾向が高いという結果になりました。「このパターンは『禁断の果実』を表したケースで、極端に信心深い両親によってメディアの病理から過度に守られた少女は、禁じられていることを理想化しだすのです」とのこと。その他の可能性として、セクシーな態度や振る舞いをした少女の母親が、それに対してテレビや映画を見る量を制限したということが考えられますが、いずれにしてもメディアの消費を減らすことは少女たちの性の対象化に対する特効薬とは言えないないそうです。

By Julien Lagarde

The Lolita Effect」や「So Sexy So Soon」といった本は年端もいかない少女たちが性の対象にされているという懸念を投げかけており、Starrさんは自身の研究がこのようなトレンドのための経験的な証拠になる、と言っています。米国心理学会(APA)は2007年の報告で少女たちの性の対象化について警鐘を鳴らしており、これによれば自身を客体化したり性の対象化したりということの結果は主に大学生ごろの女性に見られ、その形は被転導性や摂食障害からコンドームの使用を減らしたりすることまで、実にさまざまであり、また数学や科学の道でキャリアを積む女性はほとんどいないそうです。Starrさんらは彼女たちが似たような少女時代やティーンエイジャーのはじめを過ごしていたと予想しています。

By shanon wise

新たな研究をインスパイアしたAPAの報告は大衆文化における女性の性の対象化について広範囲にわたって言及しています。「後の研究によれば、女性は男性よりも性的な様子で描写され、客体化されています。そしてこれらが少女たちがまねたり学んだりする女性らしさのモデルなのです」とAPAの著者は書いています。その例として、クリスティーナ・アギレラが胸のボタンを外した女子高生の姿でキャンディーをなめているような広告や、ミニスカートや網タイツなどセクシーな衣装を身にまとったブラッツ人形、7歳から10歳の子ども用に作られたTバックのような下着、少女向けに作られたランジェリーのファッションショーを映し出すテレビ番組、といったものを挙げています。そして両親や教師たちもまた、少女に影響を与えるものとして引用されています。

By dMad-Photo

最近の研究ではメディアと母親の自己客体化が指摘されており、両親は少女たちを性の対象化の文化から守るために多くの事ができることからも、カリフォルニア大学の心理学の教授にしてAPA特別対策本部の議長であるEileen Zurbriggenさんは、宗教的信念と教育にこれらを緩和する効果があると言っています。

Starrさんもこれには賛同していて、「母親は娘がメディアから受け取った性の対象化のメッセージに圧倒されていて、自分には娘を助けることができないと感じているのです」とコメントしています。「母親は少女たちが自身を性の対象とするかどうかのキーパーソンなのです。母親は、彼女たちに性の対象化や客体化を示すのではなく、ものごとの価値を教えることによって、性の対象化が行われている世界で少女たちに道を示し、助けることができます」とのこと。

娘は母親を模倣することからも、Starrさんは母親の持つ影響力について研究しているのですが、同時に父親もまた少女が自分をどう見るかについて大きな役割を果たしていると信じています。さらに父親やメディアの影響によって少年たちが性の対象化のメッセージをどのように理解し、女性をどのように見るかについても興味があるということで、少女たちの自己客体化や性の対象化という問題に対しては、さらなる研究が必要である、としています。

By Lubs Mary.

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in メモ,   Posted by darkhorse_log

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