レビュー

耐荷重100キロ・4輪で走行安定などわがままな要求に応えてくれるタフで実戦的なキャリーバッグ「コメルツォIII」レビュー


重量のあるものを安心して運べるタフなキャリーバッグとして、以下のような特殊条件を満たすものを探すことになりました。

・ギッシリ入れて耐えられる(詰め込むとおそらく10~20キロになるので、コマ・持ち手・袋のすべてが丈夫でないとダメ)
・キャリーの上にさらにカバンを載せられる
・4輪でコマがまわって全方向に進めるタイプ(移動中邪魔にならない)
・外袋、内袋がたくさんついている(傘や雨の時に使うビニール袋、夏はウェットティッシュ、冬はカイロなどを小分けして入れたい)
・開け閉めしやすく、雨に濡れないように密閉されていることは必須、撥水加工されていればグッド
・持ち手が持ちやすい
・車輪の幅が広い
・ハンドルの支柱の間隔が広い。狭いとよじれる。
・ハンドルがしっかりグリップできる。よじれそうになった時に腕力で戻せるようにしたい。
・車輪にショックアブソーバー。段差を乗り越える時に両輪を揃えて乗り越えないとよじれる。
・低重心になる工夫。転がそうとすると、荷物が前にせり出してくるとか。

かなり極まった実戦的なキャリーである必要性があるとわかったので、いろいろと探した結果、耐荷重100キロをうたい、4輪で走行安定性にも優れるというスワニーの「ウォーキングバッグ B-171Komerco(コメルツォ)III」が割と良さそうだったので実際に購入して使い勝手をチェックしてみることにしました。

今回はLサイズ(税込2万2000円)とSサイズ(税込2万円)の2つを購入。


L(左)が縦48×横49センチ、容量は約29リットルで重量は3.6キロ。Sは縦44×横40センチ、容量は約18リットルで重量は3.1キロ。


厚さはL(上)が24センチ、Sが23センチ。なお、異なるのは大きさだけでポケットの数や位置などはSとLで全て同じです。


というわけで、Lサイズの細部をチェックしてみることにしましょう。


フロントポケットには雑誌などを収納可能。


2つ目のフロントポケット内は小物入れがついており、ペンやメガネ、名刺入れなどを入れておくのに便利。


キーホルダーもあります。


上部を開くとメインコンパートメントにもアクセス可能。


ポケットのファスナーは施錠できるタイプ。


南京錠が2つ付属するので……。


以下のようにロックできます。


背面にはPCなどが入るクッションポケット付き。


Lサイズなら15インチのノートPCが入ります。


Sサイズは12インチのLet's Noteにピッタリのサイズ。


このポケットもロック可能。


メインコンパートメントを開けるとこんな感じ。


メッシュネットがあるので、内容物を小分けにするのに便利。


中身が動き回らないように固定するためのベルト付き。


ファスナー付きのインナーポケットもあります。


メインコンパートメントもロック可能。


レンカバーが付属するので雨の日でも安心。


取っ手は金属製のピン2本ずつでしっかりと固定されているので重い荷物をはこんでも簡単には壊れなさそう。


キャスターは60ミリのゴム製車輪でスムーズかつ静かに移動可能。


ハンドルは上部のボタンを押すと伸ばすことができます。


ビヨーン


身長約180センチの男性と並ぶとこんな感じ。


ハンドルは斜めに作られているので、もたれた際に倒れづらくなっています。


なお、この湾曲ハンドルは製造元のスワニーが特許を取得している独自技術とのこと。


側面にはメッシュポケットがあるので飲み物などを入れておくことができます。


「実際に荷物を詰め込んだ状態でどれくらいスムーズに動かすことができるのか?」というのをチェックするためにコンクリートブロック2個を入れてみることに。


合計約20キロのブロックを入れた状態でもスムーズに動かすことができている様子は以下のムービーでチェックしてみてください。

コメルツォIII(L)にブロックを入れて強度をチェックしてみた - YouTube


体重約60キロの成人男性が上に立っても問題なし。


公称の耐荷重は100キロとなっており、実際に2人がかりで座り込んでもつぶれてしまうことはありませんでした。


なお、各サイズの内寸は以下の通りです。

・Sサイズ:縦31×横36×奥行き14センチ(A4収納可能)
・Lサイズ:縦36×横45×深さ16センチ(A3収納可能)

奥行きは一番狭いところでの実測。また前方の袋はある程度ふくらむが、その余地は考えていないので実際にはもう少し大きめのものが入りそうな感じ。

というわけで、カートの持ち込みが許可されているイベントに重い道具を持って行く時や同人誌などを大量に買い込む際に1つ持っておくと何かとはかどるハズです。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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