「Firefox 14」正式版がダウンロード可能に、セキュリティとプライバシーを強化
By factoryjoe
Firefoxの検索バー・ロケーションバー・右クリックメニューから検索をするときにはSSL暗号化通信を使ってGoogleへ送信し、検索バーに表示される推測候補や検索結果はHTTPS接続を利用して、ユーザのセキュリティとプライバシーを強化した「Firefox 14」がリリースされました。サイト識別情報のデザイン変更、URLのインライン自動補完の機能追加などもされています。
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http://mozilla.jp/firefox/
Firefox 14.0.1 リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/14.0.1/releasenotes/
主な変更は以下の通りです。
○新機能
・Firefoxの検索バーなどから利用できるGoogle検索を暗号化しました。
・OS X Lionのフルスクリーンに対応しました。
・プラグインコンテンツをクリックしてから読み込めるようにする機能を追加しました。試すにはabout:configで設定値を変更する必要があります。
・ロケーションバーで、以前入力したURLを自動補完するようにしました。
○変更
・サイトアイコン(favicon)によるSSL暗号化接続状態の偽装を防止するため、サイト識別情報のデザインを改善しました。
○開発者
・ポインタロックAPIを実装しました。
・ディスプレイをスリープさせないようにするAPIを実装しました。
・テュルク諸語とギリシャ語のCSS text-transformとfont-variantを改善しました。
○修正
・Various いくつかのセキュリティ問題 を修正しました。
・アニメーション GIF 画像のソースとサイズが変更されたときに、アニメーションが止まってしまうことがある問題を修正しました。
・Mac OS Xで、マルチディスプレイ使用時にnsCocoaWindow::ConstrainPositionが間違ったディスプレイを使用する問題を修正しました。
・要素のクラス名がJavaScriptによって設定されたときに生じるCSS:hoverのリグレッションを修正しました。
◆HTTPS接続でGoogle検索結果
Googleの検索結果はHTTPSで安全に接続されるようになったため、プライバシーが強化されました。
◆ロケーションバーのインライン自動補完機能
以前ロケーションバーに入力したURLをすぐに入力できるようになり、例えば「gigazine」とロケーションバーに入力すると、最も利用頻度の高かった「.net」が自動補完されるようになります。
◆サイト識別情報のデザイン変更
サイト識別情報のデザインを変更することによって、サイトアイコンの偽装を排除したり、ユーザーインターフェイスの冗長性を減らしたりすることなどを目的としているとのこと。
地球のアイコンは通常のサイトを表しています。
SSL暗号化通信を使用しているサイトは、鍵のアイコンを表示。
EV SSL証明書を使用しているサイトでは、緑色の鍵のアイコンとサイト運営者名が表示されます。
暗号化されたコンテンツと暗号化されていないコンテンツが混在したサイトは、小さな警告アイコンの表示に。
◆アップデート方法
すぐにアップデートする場合は、「ヘルプ」から「Firefoxについて」をクリック。
「ダウンロードした更新を適用」をクリックすればアップデートできます。
また、Firefox 15のリリース予定は8月28日です。
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