話題の格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンを利用して安価で東京まで移動してみた

7月3日に格安航空会社の「ジェットスター・ジャパン」が国内線を就航させました。ちょうど東京に行く予定があったので、利用してみました。といっても降り立つのは成田(千葉)です。チェックインの時点ですでに飛行機が遅れていて、搭乗手続きを済ませても前に進まず長い行列ができます。自分の席に誰か座っていて、移動してきた青年と仲良くなりました。運行したばかりで、なかなか一筋縄ではいかない印象を受けました。それでも180の座席は満席。低価格の航空券は魅力的です。

こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也＠チャリダーマンです。用事があるので、東京に出てきました。地元の福岡から東京に向かう手段として、頭の中では漠然と「高速バス」を考えていました。ただ、夜行で12時間は少しきつそうです。そこで安い航空券でもないかと探していたら、ジェットスターをみつけました。7月3日に7日のフライトを検索してみると、1万490円のチケットを発見しました。

ジェットスターのサイトで空席があるか確認します。

予約を進めていくと、座席の選択でつまづきました。座席を指定する必要なんてまったくなかったのです。

このように追加料金で座席を指定することもできますが……

払わないで座席指定をスキップできます。説明が少ないため、ちょっと戸惑いました。

手続きを進めていって……

クレジットカードで支払いました。ビザカードの支払いには200円の手数料がかかります。航空券は1万490円、受託手荷物20kgの1000円とあわせて1万1690円が引き落とされていました。

◆フライト当日

家を出て福岡空港へと向かいます。地下鉄に乗ります。

地下鉄の終点が福岡空港。地上に出ると、すぐに空港です。

地下鉄改札口近くにあったフライトのインフォメーション。この時点でジェットスターは遅れていました。

福岡空港からみえる看板が「即席麺のマルタイ」「明太子のやまや」「調味料のダイショー」と地元企業です。

空港ではこのような機械を操作して、自分で搭乗券を手にしました。

予約時に送られてきたメールで予約番号を確認して入力。

搭乗券と受託手荷物のシールを手にしました。その後で列にならんで受託手荷物を預けます。規定サイズ内の10kgまでなら無料で機内に持ち込めたのですが、今回は重くなりそうなので、インターネットで予約した時に料金を払いました。受託手荷物分が20kgで1000円追加されます。当日に荷物を預けることになると料金も違いますので、しっかりと事前に考えるのがいいでしょう。

出発ロビーに入る前のインフォメーションにも「おくれ」の文字。

予定より遅れて搭乗手続きが始まりました。搭乗券のバーコードを読み取ります。すぐに飛行機に乗り込むと思っていたら、まったく列が進みません。邪魔になるので「右側に寄って一列に並んでください」と言われる始末。隣を別の飛行機に乗る人たちが通っていきました。

飛行機では男性の客室乗務員が数名働いていました。ずっと女性の客室乗務員の姿しかみてなかったので新鮮です。ジェットスターに乗ることがあれば、客室乗務員のネームプレートに注目してみましょう。「みゆき」「ゆうすけ」といったようになぜか下の名前で書かれています。

伊豆周辺の上空を飛ぶ飛行機。

機内誌の表紙はタレントのベッキー。ベッキーが旅行の魅力を語っていたり、札幌、東京、大阪、福岡、那覇とこれから就航する都市の観光案内がありました。

機内誌にはオージービーフの広告。ジェットスターはオーストラリアのフラッグキャリア「カンタス航空」の子会社です。

オーストラリアを中心としてアジア各地にフライトがあります。

機内食のメニューは有料。

缶のジュースは200円、お菓子は150円から。

おにぎりやお弁当といった軽食もあります。

足元ではなくて目線の高さにあったポケット。

今回のフライトは最後尾である30列目の窓側でした。3席座席が通路を挟んで1列ずつあります。アナウンスでは2列×3席×30列の180席の座席は満席ということでした。ただ、隣の青年は「自分の座席番号にいったら誰か座っていた」とも。1つの席番号が、2人に発行されていたようです。だから彼は、空いていた自分の隣の席を案内されていました。

18時23分に空港ターミナルに到着。本来の到着予定時刻は17時25分でした。着陸してからターミナルまではバスで移動しています。その時間を考えても、やはり遅れた到着でした。少し余裕をもってスケジュールを組んだほうがよさそうですね。

成田空港でも大きく飛び込んできたジェットスターの広告。

5月末にケープタウンから帰国したLCC利用のフライトがスムーズに進んだ分、今回のフライトは少し残念でした。飛行機が遅れていたので、終始バタバタとした感じがありました。就航して慣れてないところもあるでしょうから、これからに期待しましょう。

この「ジェットスター」に限らず、春に就航した「ピーチ」、8月にも「エアアジア」が就航を控えていて、今年は格安航空会社元年とも言われています。このまま飛行機が手軽な移動手段になると嬉しいですね。遠い所でも簡単に旅ができるようになるんですから。

(文・写真：周藤卓也＠チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)