Siri関連機能を強化した「iOS 6」リリース、iPadでもSiriが利用可能に

Appleが「WWDC 2012」の中でiOS 6のリリースを発表しました。Appleではこれまで毎年iOSをバージョンアップしてきましたが、iOS 6では200以上の機能追加が行われており、特にSiri関連の機能が強化されているとのこと。開発者向けに本日から提供され、一般向けには秋からの提供になるとのこと。

Apple - iOS 6 Preview
http://www.apple.com/ios/ios6/

Scott Forestallが登壇

これまでに3億5600万台のiOSデバイスが生まれてきて、80％のユーザーがiOS5を使用しています。競合OSであるAndroidと比較すると、Androidは2.3のユーザーが多く、最新のAndroid4.0ユーザーは多くありません。

1億4000万人のiMessageユーザーがいて、1500億のメッセージが送信されています。1日10億回の通信があります。

TwitterのiOS 5からの投稿は100億ツイート、投稿される写真のうち47％がiOS 5から。

iOSのユーザー満足度は高く、他のOSを圧倒

これまで毎年iOSを発表してきましたが、今年もiOS 6を発表します。

ここでSiriの新機能デモンストレーション

野球に詳しくなったSiri、「サンフランシスコ・ジャイアンツの試合結果は？」「5対0でレンジャーズに負けました」

スポーツ選手のことにも精通、NBAのマイアミ・ヒートに所属しているレブロン・ジェームスの今季成績を調べてくれました

こちらはNFLの結果

映画情報を教えてくれたり……

今後は自動車メーカーと連携して機能統合も行われていくとのこと

言語対応も大幅増、カナダ(英語＋フランス語)や中国語(各地方語)などにも対応します

待望のiPadのSiri対応。

Facebook連携、いろいろなアプリからの投稿が容易に。

電話では留守番電話機能・リマインダ機能が改善されています

「あとでかけ直します」「移動中です」などのメッセージを選択可能

リマインダだとその期間を設定

睡眠中だからそもそも電話を鳴らさないというオプションも

その他、電話の対応可能時間を設定することもできます

FaceTime

携帯ブラウザのシェアで見たとき、iOSが圧倒的

そのiOSのブラウザであるSafariにiCoudタブが追加されます

こちらはPhoto Stream

新アプリ「Passbook」

QRコードを使った簡単パスアプリです

たとえば映画館のチケット、航空券、鉄道の切符などが利用可能

Guided Access機能について

子どもでも簡単に扱えるSingle-app mode

地図周りの機能も改善

ローカルな部分の地図も美しく見られます

ナビゲーション機能

そしてFly over、空からの視点。これは昨年、Googleがやったものとは異なります

このiOS 6は秋に登場予定

対応デバイスはiPhone 3GS以降、iPad(第2世代、第3世代)、iPod touch(第4世代)