未来のコンパクトカーを追求したスズキ「Q-Concept」など1人~2人用自動車まとめ
大きなクルマをブンブン走らせるのも楽しいものですが、技術の限りを詰め込んだコンパクトカーもかなり興味深いものになっています。東京モーターショー2011では、スズキが座席をタンデムレイアウトにしてコンパクトサイズを追求した超小型モビリティ「Q-Concept」を出展していたほか、各社も面白げなコンパクトカーを出してきていました。
まずは見た目のインパクトが絶大なスズキの「Q-Concept」。
普通の自動車はシートが横2列になっていますが、全長2500m×全幅1300mmというコンパクトサイズを実現するため、Q-Conceptでは座席をタンデムレイアウトにしています
カタツムリのような丸っこい形状。
自動車というか、電動カートというか……。
シートはこんな感じ。
運転席周り。
シフトレバーはなく、まるでワイパーのようになっています。
独特のステアリングは、中央のインストルメントパネルにスマートフォンを装着可能。タッチ操作によってカーナビの設定などができ、情報はドライバー前方のヘッドアップディスプレイに表示されるようになっています。
スズキの2人乗り電気自動車「Q-Concept」ステアリング周り - YouTube
運転席はこのようにぐりんと回転するようになっています。
ドアを開けてからシートが回転するまでの一連の動作は以下のムービーで確認できます。
スズキの2人乗り電気自動車「Q-Concept」ドアオープン~シート移動 - YouTube
これはNISSAN NEW Mobility Concept。
町中よりはゴルフ場にいそうな感じ。
かなり小型。
運転席はオーソドックスながらもコンパクトにまとめられています。
このコンセプトカーも2人乗り。ただ、後部座席に大人が乗るのはかなり苦しそう……。
トヨタ車体もコンセプトカーを出展していました。現在発売している1人乗り電気自動車コムスが生まれ変わったものだそうです。
黄緑色シートの「P・COM」はパーソナルユース仕様。
運転席はこんな感じ。スイッチ類の配置はあくまでオーソドックス。
オレンジ色シートの「B・COM」はビジネスユース仕様。基本はP・COMと同じで、シート後部が容量370リットルのデリバリーボックスになっています。
充電はこのようにコンセントを挿しておけばOK
電気代は1kmあたり約1.6円。ゼロから満充電までで1回約80円ぐらいです。
こちらはルノーのコンセプトカー「キャプチャー(CAPTUR)」。
「2人で世界を旅する」をテーマにしたスポーティークロスオーバー車で、基本は2人乗りを想定しているものの全長4223mm、全幅1950mmとかなりゴツめ。
真横から見たところ。
後ろから見たところ。
ドアは斜めに跳ね上げるタイプ。
運転席はこんな感じです。
ホイールも特徴的。
ルノーのコンセプトカー「キャプチャー(CAPTUR)」外観360度 - YouTube
最後は「コ・モビリティ・ビークル」。
タイヤの個数が多く、速く走ることはできなさそう。
これは自動運転・遠隔操作技術の活用を想定した1人乗り自動車です。
後ろはこんな感じ。
文部科学省科学技術振興調整費を使って、慶応大学が作っているものだそうです。
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