Samsungが新機種発表を予告した矢先、Galaxy S IIなどに販売停止命令

スマートフォンをめぐるAppleとSamsungの法廷闘争によって、Samsungの主力端末「Galaxy S II」を含む複数のモデルが販売停止となったことが明らかになりました。

くしくもSamsungがGalaxyシリーズの新モデルを発表することを予告した矢先の出来事となっています。

Voorzieningenrechter verbiedt de verhandeling van Samsung smartphones Galaxy S, S II en Ace - www.rechtspraak.nl

オランダのハーグ地方裁判所が発表したところによると、AppleがSamsungを相手取って起こした特許侵害訴訟について、同裁判所はAppleの訴えを認め、10月14日以降オランダ国内での「Galaxy S」「Galaxy S II」「Galaxy Ace」の販売を禁じる命令を下したそうです。

今回特許侵害が認められたのは画面ロックの解除インターフェースやフォトギャラリーのスクロール操作およびブラウジングの操作などで、同じくAppleが訴えを起こしていたタブレット端末「Galaxy Tab」については、販売停止措置を下さなかったとのこと。

（韓国語）三星電子の新しいスマートフォン ネーミング戦略

なお、ハーグ地方裁判所がこの措置を発表したのは現地時間の8月24日のことですが、同日にはSamsungがGalaxyシリーズの最新機種を9月2日に発表することを予告しており、まるで冷や水を浴びせられたかのような形となっています。

ちなみにSamsungは新機種発表の予告に合わせて「Galaxy」シリーズの命名規則を明かしており、最上位の主力モデルは「S（Super Smart）」、最先端の機能を求めるユーザー向けのプレミアムモデルが「R（Royal）」、その他ハイエンドモデルとして「W（Wonder）」、普及モデルには「M（Magical）」、新興市場攻略のためのエントリーモデルには「Y（Young）」が用いられるとしています。