KDDIがスマートフォンに「かんたんメニュー」を無償提供へ、シニア層や初心者ユーザー向け

2010年秋冬モデルから、携帯電話会社各社がAndroidスマートフォンの積極的な販売に乗り出していますが、普及にあたってどうしても問題となるのがその操作性。

特にフィーチャーフォンを使い慣れたシニア層などにとって、スマートフォンは「一から操作を覚え直す必要がある面倒なもの」ととらえられても仕方が無い部分がありそうですが、KDDIがシニア層や初心者ユーザーに向けて、「かんたんメニュー」を無償提供することを発表しました。

詳細は以下から。
auのAndroid (TM) 搭載スマートフォン向け「かんたんメニュー」の提供開始について | 2011年 | KDDI株式会社

KDDIのプレスリリースによると、同社は2011年6月1日から、スマートフォンを初めて利用するユーザーやシニア層のユーザーでも簡単に利用できるように、ホーム画面のデザインやボタン操作などを分かりやすく変更できる、Androidスマートフォン向けホームアプリ「かんたんメニュー」の提供を開始するそうです。

「かんたんメニュー」はアプリをダウンロードして設定するだけで、簡単にホーム画面のデザインやボタンを大きな表示で見やすく、押しやすいものに変更できるというもので、「簡単ケータイ」シリーズで好評の「1」「2」「3」のキーを押しただけで、あらかじめ登録してある番号に電話できる「ワンタッチキー」が表示されるほか、利用頻度の高い機能へのアクセス導線を簡素化するというもの。

通常メニュー（左）とかんたんメニュー（右）を並べてみたところ。アイコンやフォントのサイズを大きくし、色のコントラストをはっきりさせた見やすいメニューや、長押しやフリック操作をあえて排除した大型ボタンを採用しています。

地図を表示してみたところ。3回タップするだけで地図を表示できます。

なお、同メニューの提供は6月1日（水）から開始され、料金は無料。提供開始時点での対応機種はシャープ製Androidスマートフォン「IS03」および「IS05」となっています。