「輪るピングドラム」が正式発表、「少女革命ウテナ」の幾原邦彦による最新作
1997年に放送されたアニメ「少女革命ウテナ」や「美少女戦士セーラームーン」のシリーズディレクターなどで知られる幾原邦彦が最新作「輪(まわ)るピングドラム」を正式発表しました。
まだどのような作品になるのかは分かりませんが、同氏の公式ページでは制作状況について触れられています。
※13:42に公式サイトに記されたもう1つのメッセージについて追記しました
詳細は以下から。
「僕の愛も、君の罰も、すべて分けあうんだ。」というフレーズが印象的な「輪るピングドラム」公式サイト。2011年にスタート予定です。
輪るピングドラム
幾原邦彦公式ページ「イクニweb」では昨年から同作の制作過程が公開中。脚本は幾原氏と女性ライターの2人きりで行われるとのこと。
ikuniweb | きゃくほん
すでに昨年8月の時点で本格的な制作が開始。ビジュアル設定やコンテ、シナリオを再検証するための合宿が行われています。
合宿 | ikuniweb
10~11月にかけて、声優を決定するオーディションを実施。幾原氏はティーンズ向けファッション雑誌「KERA」に小説「ノケモノと花嫁」を連載するなど、アニメにとどまらない創作活動を行っていましたが、今回はアニメ作品のようです。
おーでぃしょん その1 | ikuniweb
男装の麗人が主人公であることや、「世界の果て」に選ばれたデュエリストたちの決闘シーン、「影絵少女」などを用いた独特の演出、そして寺山修司の「天井桟敷」で音楽を担当したJ・A・シーザーによる「絶対運命黙示録」などの個性的すぎる楽曲など、さまざまな要素を盛り込んだことで高い完成度を実現した「少女革命ウテナ」を手がけた幾原氏であるだけに、「輪るピングドラム」がどのような作品となるのかは非常に気になるところです。
・13:42追記
「輪るピングドラム」公式サイトにアクセスすると、ランダムで「きっと何者にもなれない お前たちに告げる」というメッセージも表示されます。なんだか毒のある言い回しですね……。
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