どこかで見た様な韓国のコピー菓子の数々はまだしも、ロッテのポッキーこと「ペペロ」はいかがなものでしょうか?
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです
インターネットで騒がれていた韓国のコピーお菓子の数々、韓国を実際に旅してみると残念ながら本当に溢れていました。どこかで見たことがある商品デザイン、それに日本企業も加わっているとしたらいかがなものでしょうか。韓国にはロッテ版「ポッキー」があるのです。グリコやロッテの海外展開や多国籍企業のブランド戦略も絡めてまとめてみました。
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まずはオリジナルから。大塚製薬の「ポカリスエット」
カルビーの「ピザポテト」
韓国でも日本製品が活躍できる土壌はあるみたいですが、おそるべきコピーの数々が待ち構えています。韓国のハイチュウはクラウン製菓の「マイチュウ」
韓国のかっぱえびせんは農心による「セウカン」
韓国の「おっとっと」
韓国の「きのこの山」
韓国の「パックンチョ」
韓国の「ファンタふるふるシェイカー」
韓国「桃の天然水」
どこかで見たことある様なお菓子の数々ですが、これだけでも問題なのですが更に「ロッテのポッキー」こと「ペペロ」。ポッキーはグリコの商品ですが、ロッテのペペロもグリコのポッキーもパッケージがそっくりですね。もちろんグリコのポッキーの発売がはやく、ロッテのペペロは韓国であとから販売されました。
グリコのポッキー(中国版)のパッケージと比較すると似ていることが分かりますが、一番の問題はロッテが日本の企業であるという事でしょう。これをオリオン製菓やクラウン製菓といった韓国の会社がやっているなら、「コピー商品の氾濫は国家の品格」と切り捨てる事も出来ます。ですがロッテは日本の企業で、日本の企業がライバル企業のコピー商品を海外で製造している現状です。
オリジナルのポッキーは「MIKADO」という名前でヨーロッパでも見かけます。この「MIKADO」のネーミング由来は竹ひごを使ったゲームから来ているらしく、竹ひごとポッキーの形状を絡めたのでしょう。「ポッキー」の英表記「pocky」が使われない理由はその綴りが英語ではよくないらしいからです。
背面を見ていると確かにグリコの「一粒でも300メートル」のシンボルマークがあり、その横に「Kraft foods(クラフトフーヅ)」のロゴがあります。このクラフトフーヅはアメリカ合衆国の世界的な食品会社で、グリコと合弁でヨーロッパで事業を行っているみたいです。
たくさんの言語表記でMIKADOは日本のグリコの商品と書かれています。
グリコは日本の製菓企業では珍しく海外進出に積極的で、中国やデンマークやドイツ、フランス、スペインといったヨーロッパだけではなく、タイでもポッキーをみかけました。また、アメリカ、カナダにも輸出されているそうです。
海外活動 | 江崎グリコのご紹介
そしてロッテも同様に海外進出をすすめています。インドネシアでみつけた5枚しか入ってないロッテのガム
中国版の「コアラのマーチ」
そして韓国でも「チョコパイ」
「雪見だいふく」
こちらは「スイカバー」。これら海外版の雪見だいふくやコアラのマーチに違和感を感じないのは、日本での商品パッケージが感覚として馴染んでいるからではないでしょうか?海外展開に積極的なロッテだからこそ、商品イメージの大切さは十二分に理解しているはずです。
この独特なインスタント麺のパッケージは…
韓国企業が作っていますが、これはこれで北欧のノルウェーではブランドイメージとして成り立っているのです。ノルウェーのスーパーではよくみかけました。
有名なチョコバーの「スニッカーズ」は全世界でみかけます。
世界一の食品企業ネスレも「ライオン」というチョコバーを出しているのです。
チョコバーという素材は一緒ですが、パッケージは全くの別物です。こうしてブランドイメージを確立していくのが、正しい競争の仕方ではないでしょうか?それが出来ない韓国企業には呆れて何も言えません。
ただ、ロッテは日本の企業です。韓国ロッテが製造しているペペロに対して、日本ロッテは何もいえないのでしょうか?ペペロはペペロとしてブランドイメージの確立を計るのが筋の通ったやり方でしょう。チョコスティックという素材は一緒でも、商品展開の方法は他にもあったはずです。なのに、現状のペペロはポッキーのコピー商品にしか見えません。
インターネットではだいぶ騒がれた話題です。韓国を訪れる機会があれば、気にかけてみてください。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)
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