映画「スター・ウォーズ」シリーズの3D化が決定、エピソードIは2012年公開か
世界中の多くのファンに支持されているSF映画「スター・ウォーズ」シリーズが3D化されることが、制作元のルーカスフィルムによって発表されました。
製作元のルーカスフィルムでは「これほど3D化に向いた作品はない」と自信を持っているようで、まずはエピソードIを2012年に公開し、その後シリーズ作品を次々3D化していく予定になっているようです。
詳細は以下から。
StarWars.com | The Star Wars Saga in 3D!
ルーカスフィルムは映画「スター・ウォーズ」シリーズを3D化することを発表しました。
エピソードIVでのデススター表面すれすれの飛行や、エピソードIの惑星タトゥイーンでのポッドレースなど、3D化して見栄えするシーンが数多く入ったシリーズであり、2D撮影された映画が3D公開される現在の状況の中での「スター・ウォーズ」の3D化はむしろ遅かったぐらいです。
まずはエピソードI「ファントムメナス」を2012年に公開する予定だそうですが、まだまだ日程は確定していないとのこと。
特殊効果を担当しているIndustrial Light & Magic(IL&M)社の視覚効果スーパーバイザー・John Knoll氏は「3D化成功のためには、批判的、かつ芸術的な目で注意深く細かい部分をチェックしていく必要があります。いい結果を期待するのなら、急かすのは逆効果です。みなさんに新しい『スター・ウォーズ』を観てもらうためにも、我々は時間をかけて、美術的・技術的なすべての力を注ぎ込むつもりです」とコメントしています。
「スター・ウォーズ」といえば元々は全9部の構想があり、70年代後半~80年代に旧3部作が作られましたが、当時のSFX技術ではとてもジョージ・ルーカスの求める映像を作ることができないために制作はそこでストップ。90年代になって技術が追いついてきたため、旧3部作を新技術で「特別篇」としてリメイク、さらに新3部作を作ったという経緯があります。
ルーカスのこだわりを考えると、2D→3D変換技術が自分の求める「スター・ウォーズ3D」が実現できるレベルまで到達したから3D化に踏み切ったとも考えられます。「特別篇」を観たときも技術の進歩を実感し、追加シーンに感動したものですが、果たして3Dではどのような感動を与えてくれるのでしょうか……。
・関連記事
2D映像から自然で美しい3D映像を生成する「2D3D変換技術」を東芝が開発、3D対応の「CELL REGZA」も - GIGAZINE
スター・ウォーズでライトセーバーを出した瞬間と収めた瞬間の全シーンをまとめた動画「Every Lightsaber Ignition & Retraction」 - GIGAZINE
GIFアニメで「スター・ウォーズ」などの名作映画を再現 - GIGAZINE
映画「スター・ウォーズ」の世界の銀河系地図 - GIGAZINE
スターウォーズの俳優を映画公開当時の写真と比較 - GIGAZINE
・関連コンテンツ