試食

「スターバックス ヴィア」はスタバで飲む味わいを一体どこまで再現できているのか、その場で飲み比べ


スタバが20年以上かけて開発し、「ほんの数秒で、スターバックスのお店で飲むような、いれたての香りと味わいをお楽しみいただけます」と豪語している粉末状コーヒー「スターバックス ヴィア」が編集部に届いたので、さっそくスターバックスの店舗に行って、お店のコーヒーと飲み比べることにしました。

ちなみに、両方をできるだけ厳密に飲み比べするため、実際にスタバ店内にスティック型コーヒー「スターバックス ヴィア」を持ち込み、その場でお湯を注いで作って飲み比べをしています。

詳細は以下から。スターバックス コーヒー 大阪マルビル店に到着。


おなじみのあの看板はテラス席のそばにありました。


店内の物販コーナー。ここに4月以降、「スターバックス ヴィア」が並ぶことになるのだと思われます。


厳密に同じ豆で飲み比べるため、スタバの店員に聞いてみたところ、「コーヒー豆を指定する場合はプレスでしか出せない」とのこと。手前の黒い方が「イタリアンロースト」と対決するイタリアン ロースト、奥の緑色の方が「コロンビア」と対決するコロンビア ナリニョ スプレモです。コロンビアという種類のブレンドは厳密にはないようなので、産地が同じものをチョイスしています。


周囲の突き刺さるような視線を感じながら、おもむろに店内で「スターバックス ヴィア」のコロンビアを作ることに。


粉をさらっと入れ、持参したあつあつの熱湯を注ぎます。


左がプレスの「コロンビア ナリニョ スプレモ」、右がスティック型コーヒーの「コロンビア」です。飲み比べてみると、香りで歴然と差が出ているのがよく分かりました。プレスで出してもらった方のコーヒーは飲んだ瞬間、口いっぱいに甘い香りが広がるのですが、「スターバックス ヴィア」はその部分だけがばっさりカットされてしまっているような印象。プレスはコーヒーの油脂分などもそのまま味わえるためちょっとフェアではないと思いつつ、そのまったりとした味わいと比べると「ヴィア」の方はボディが弱いように感じてしまいました。あと、どういうわけか「ヴィア」の方が苦みがより強く感じられました。


次は「イタリアンロースト」同士の対決。


こちらも熱湯をどぼどぼと入れてその場で作ってみました。


左が店舗で提供されているプレスの「イタリアンロースト」、右がスティック型コーヒーの「イタリアンロースト」。やはりプレスの方が濃厚な香りがします。しかしながら「スターバックス ヴィア」のイタリアンローストもなかなか健闘していて、口の中に広がる香りが弱いながらも、確かに同じ豆を使っているのだなというのがよくわかる味。「イタリアンロースト」なら何とか「家でもスタバの味が楽しめる」と言って差し支えないように思います。


どちらの種類にも共通しているのは、やはり店頭の味とはかなり異なる味だ、という点。「香り」というのはコーヒーの肝心要の部分なので、それがスティック型コーヒーにする段階で薄れてしまっているのはわかっていることとはいえ、やはりかなりの致命傷。正直、スタバのコーヒーを飲み慣れていて、コーヒーについては一家言あるというような人にはちょっとおすすめしにくいです。スタバのコーヒーに興味はあるが、店頭に通うほどではないというライトユーザー向けに感じられました。

最後に、このスティック型の粉末状コーヒーである「スターバックス ヴィア」が、家庭で最も一般的に飲まれているコーヒー、すなわち「インスタントコーヒー」と比べてどうなのかというのを検証することにしました。

・次の記事
「スターバックス ヴィア」はインスタントコーヒーを超える存在なのか、「ネスカフェ プレジデント」と比較

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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