メモ

マイクロソフトのWindowsでシステムを制御しているイランの原子力発電所でエラーが発生


ロシア国営原子力企業「ロスアトム」が建設を請け負っているのが、イランのブシェール・ポートにあるブシェール原子力発電所。

もともとはドイツのシーメンスが1970年代に建設を開始したわけですが、イラン革命やイラン・イラク戦争で中断し、1995年にロシアが建設を引き継いだカタチになっており、いわゆる「核疑惑施設」ではなく、商業施設扱いの原子力発電所となっています。本来は昨秋に稼働する予定だったのですが、延長に延長を重ね、2009年2月25日にはようやく完成した1号原子炉を報道陣に公開、ついに稼働開始寸前までこぎ着けたのですが、なんと「エラー」が発生してしまい、本稼働は2009年末にさらに延期されてしまいました。

エラー画面は以下から。
Iran's Bushehr nuclear power plant in Bushehr Port - UPI.com

これ。どう見てもWindowsです。


これはシーメンスの「SIMATIC WinCC」という大規模システム用ハイエンドSCADAソフトウェアで、いわゆる各種機器を制御するためのソフトウェア。最新版の「SIMATIC WinCC V 7.0」はクライアント側がWindows Vista・Windows XP Professional SP2・Windows 2003 Server SP2・Windows 2003 Server R2 SP2で動作し、サーバ側はWindows 2003 Server SP2・Windows 2003 Server R2 SP2で動作します。MS SQL Serverをデータベースとして利用可能で、VBAによるプログラミングも可能です。

こんな感じ


それにしても、こういう原子力発電所は何か専用のOSや独自OSで動作しているのかと思っていたのですが、こんなところまでWindowsが使われているとはオドロキです。

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in メモ, Posted by darkhorse

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