18年以上の歴史を築いた「Windows 3.x」がついに終了
英語版が1990年にリリースされて以来、18年以上ユーザーに親しまれてきたMicrosoft Windows 3.x。サポート自体は2001年にすでに終了していたのですが、ライセンス発行も停止されたそうです。
今でもWindows 3.xを利用している人はかなりの少数派になると思いますが、Windows3.1は1995年8月時点で1億本出荷されたそうで、昔からパソコンを使っている人には様々な思い出がありそうです。
詳細は以下から。
BBC NEWS | Technology | The end of an era - Windows 3.x
BBCの報道によると、マイクロソフトは2008年11月1日でWindows 3.xのライセンス発行を終了したそうです。1990年にリリースされたWindows 3.0は、完成されたグラフィカルユーザインタフェース機能を搭載していたAppleのパソコンに対抗するべく、Windows 3.0 with Multimedia Extensionsのアップデートでマルチメディア機能を搭載。Windows 3.1では動画や音声、CD-ROMの利用も進みました。
Microsoft Windows 3.x - 日本でのPC/AT互換機市場の立ち上がりに貢献
Windows 3.xはOSではなくMS-DOS環境から起動させる必要があるものでしたが、日本語が扱え、国産パソコンと共通のアプリケーションソフトが利用できることから、PC-9800シリーズが独占していた日本のパソコン市場にPC/AT互換機市場を形成することにも貢献したそうです。
日本のWindows 3.1のコマーシャル。最後に出てくるキャッチコピーは「笑ってお仕事」。
YouTube - Windows 3.1 Commercial (japanese)
後継となるWindows 95が出て以降も「まだまだ使えるWindows3.1」や「Windows3.1を延命せよ!」といった感じで、Windows 3.1の良さや活用法が書かれていて、いろんな人に愛されていたことがうかがえます。
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