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Metaがサウジアラビアとアラブ首長国連邦の人権活動家をブロックしたとして現地団体が抗議


サウジアラビアに拠点を置く人権団体のALQSTが、Metaに対する抗議声明を発表しました。Metaはサウジアラビア当局からの要請を受けてサウジアラビア国内のさまざまなコンテンツへのアクセスを制限しましたが、ALQSTはこれを表現の自由の侵害だと訴えています。

Meta blocks human rights accounts from reaching audiences in Saudi Arabia and the UAE
https://www.alqst.org/ar/posts/1190


2026年4月、Metaはサウジアラビア通信・宇宙・技術委員会から125のInstagramアカウントとFacebookページへのアクセスを制限したという報告を受けました。これらは地政学的紛争や安全保障、政治的、宗教的な面で問題があると判断され、現地のサイバー犯罪防止法に違反したと見なされました。これを受け、Metaは独自にサウジアラビア国内の92件のコンテンツ・アカウントへのアクセスを制限しました。

ALQSTによると、Metaが実施したアクセス制限でALQSTをはじめとする人権団体や人権活動家のアカウントが、「ジオブロッキング」の対象となり、サウジアラビア国内からアクセスできない状態になっているとのこと。同様の制限はUAEでも課されており、2026年3月以降、100以上のFacebookページおよびInstagramアカウントが制限されていると同団体は伝えています。


ALQSTは、複数の団体から署名を集めた上で、「署名団体はこれらの措置が恣意的かつ差別的であり、表現の自由および情報アクセス権に対する直接的な侵害であると考えます。影響を受けた利用者には、MetaがサウジアラビアおよびUAEの要請に応じて行動したと通知されており、同社がオンライン表現を日常的に抑圧、監視、犯罪化している国家当局の要求に進んで従っていることを示しています」と主張。

加えて、「Metaは政府の要請に応じる前に人権審査を行っていると主張しています。私たちはMetaに対し、ALQSTのページについて、その審査がどのようなものであったのか、誰が実施したのか、どの基準が適用されたのか、そしてSNSへの投稿を理由に人々を投獄している政府の要請に基づき人権団体を制限することが、自社の掲げる約束とどのように両立すると結論づけたのかを明らかにするよう求めます」と述べ、Metaに透明性のある対応を求めました。


ALQSTはサウジアラビアでウェブサイトがアクセス遮断の措置を受けており、その他政府に批判的な内容や国内における人権と民主主義を擁護する内容を含むサイトもサウジアラビアおよびUAEでアクセス制限を受けているそうです。

こうした措置に、中立的立場を自称するMetaが追従しないよう、また追従するのであればその理由を明らかにするよう、ALQSTは要請しました。

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in ネットサービス, Posted by log1p_kr

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