無料で手軽にオンラインショップを開設できる「Shopify」
楽天のようなオンラインモールに出店したりすると基本出店料が毎月必要なのですが、「Shopify」は無料でオンラインショップを大体2分ほどで開設できます。面白いのは注文が来たかどうかの確認をRSSでチェックできること。
また、このサイトはRoR、つまり「Ruby on Rails」で作成されています。こんなことができるのか、という感じ。
というわけで現在テスト期間中のこの「Shopify」、実際に使ってみました。サンプルショップはこちら。
Shopify - A shop in minutes, a business for life.
http://shopify.com/
基本的には売るものを登録して値段を付けて…というふつーのオンラインショップと同じシステム。送料とかも決められます。また、決済手段はPayPalとクレジットカード。「店長のブログ」みたいなものもくっつけられます。パスワードで訪問者を制限する会員制ショップも可能。デザインも最初からいくつかあり、専用のデザインソフトもあるので自分で作ることも可能。
まずはhttp://shopify.com/signupから登録。店の名前を決めて、サブドメイン名を決めます。国、名前、名字、メアド、パスワードを入力し、チェックを入れてボタンを押せばおしまい。これだけで開設完了
既にあるドメインなどだとこうなります
メアドに「Welcome to Shopify」という件名のメールが来ます。中にコントロールパネルのアドレスも書いてあるのでアクセスして、先ほどのメアドとパスワードでログインすれば設定可能になります。
注文の確認画面。RSSの設定もここから行います。
これは商品の追加画面
商品のタイトル、説明、種類、メーカー名、お値段、重さ、タグ、画像などを決めます。
タグや種類ごとにコレクションとして整理できます。店の棚のコーナーみたいなものです。
ページとブログの追加や編集、削除もできます。
編集や削除はバリバリにAJAX使いまくりです
トップページに出てくるメニューはここで整理・追加ができます
ショップのデザインやメールのテンプレートの設定はここから可能
初期設定で利用できるデザイン一覧
以下はその実際のデザイン適用例です
デザインは「Liquid」と呼ばれるテンプレートエンジンで作ります。また、「Vision」というソフトがあり、コレを使うことでWindowsとOS Xでデザイン可能に。
また、左上の「preferences」から各種設定が可能。時間や重さ・長さの単位、あるいは会員制パスワードを利用するかどうかが決められます
「account」からは支払いに何を使ってもらうかを決めます。PayPalとクレジットカードが利用可能。
消費税は最初から決め打ち。あとは送料や海外へ送る場合の送料を決めます
で、出店自体は無料ですが、登録しないと13日後に店は消滅します。無料で維持するには一応クレジットカードの登録が必要です。また、実際に売り上げが発生した場合、毎月の売上1万ドルまではそのうち3%を、1万ドルを超えると2%をコミッション代として、先ほど登録したクレジットカードから落とされます。
スタッフの追加登録も可能なので、お店の面倒を見る人を増やすこともできます。
これの日本語版が出ればかなりブレイクしそうな予感。アフィリエイトと違って自分で値段を決められるあたりはドロップシッピング風といった感じでしょうか。
・関連記事
知られざるGoogleの決済サービス「Google Checkout」とは? - GIGAZINE
・関連コンテンツ