レビュー

自転車用のナビ+速度計+ルート記録機能などを搭載した「ポタナビ」を実際に使って走ってみた


防振・防塵・防滴対応(IPX5相当)の性能を備え、最大10時間のバッテリー駆動ができ、自転車での使用に特化したポータブルナビゲーションシステム「ポタナビ(税込3万9000円前後)」。地図上に現在位置と行き先を表示するナビ機能の他に、自転車の速度やクランク(ペダル)の回転数などを計るサイクルコンピューター、ドコモの3G回線を利用した専用ウェブサイトとの連係機能などを備えた本格的なモデルになっているようなので、実際に購入して使い勝手をチェックしてみることにしました。

◆外観フォトレビュー

パッケージはこんな感じ。


内容物は本体の他に充電用のUSBケーブルやセンサー類、取り扱い説明書など。


ドコモのSIMカードが付属。2年間無料でポタナビのデータ通信機能を使用できます。


実測の本体重量は約102グラムで、一般的なスマートフォンよりは少しだけ軽め。


iPhone 4Sと大きさを比較すると一回り小さくなっています。


厚さは約19ミリでiPhone 4Sのほぼ倍。


サイズは横59×縦95ミリで、成人男性の手の平にスッポリと収まります。


左側面はこんな感じ。


USB端子があるのでPCと接続して充電できます。


右側面にはカーソル移動用のキーとSIMスロットを搭載。


こんな感じでSIMが入ります。


メニューの移動には側面のボタンを使用。


決定ボタンはディスプレイ下部に付いています。


背面はこんな感じ。


本体上部にある電源ボタンを長押しして起動。


初回起動時の画面は以下の通り。


メニュー画面はこうなっています。


◆PCとの連携

PCと連携してログを見るには専用サイトへの登録と端末のペアリング作業が必要なので、「サイクルラボ」にアクセスして「はじめてログインされる方はこちら」をクリック


ニックネームなどの必要事項を記入して「確認画面へ」をクリック


「登録」をクリック


確認メールが登録したアドレス宛に送信されているハズなので……


メーラーを起動してリンクをクリック


本体に表示されたデバイス番号をチェックして……


PC向けサイトに入力


認証が行われます


端末側にも「デバイスの同期が完了しました」との表示が出ます


「プロフィールの設定に進む」をクリック


プロフィール欄に表示させたい内容がある場合はここに記入。後は「設定を保存」をクリックすればOK。


◆自転車への取り付け

付属のクレードルを自転車のハンドルに結束バンドで取り付けます。


同じくセンサーをペダルの脇に設置。


ペダルに結束バンドで取り付けた磁石がセンサーの脇を通過するように位置を調整します。


少し離れて見るとこんな感じ。


後は本体とのペアリングを行えばOK。


◆使ってみた

ナビの表示は現在位置と目的地が直線で結ばれているだけで「次の信号を右」というような細かい指示は無し。大まかな方向を把握しながら気ままに走っていくというスタイルになっています。


実際に使用している様子は以下のムービーでチェックしてみてください。なお、若干画面が見づらくなっていますが、晴天時の真夏の午後の太陽の下ではどうしても画面が白っぽくなってしまうため、肉眼でもだいたいこれと同じくらいの見え方です。

「ポタナビ」の地図表示はこんな感じ - YouTube


サイクルコンピューターとして使用すると上から順にクランクの回転数、時速、移動距離、電源をオンにしてからの経過時間が表示されます。


なお、メーターはカスタマイズ可能で、以下のページで実際にどのようなメーターや情報を表示させることができるかシミュレーションすることが可能です。

ポタナビ | メーターモードレイアウト| パイオニア

「ショートケーキ1皿」といったわかりやすいイメージで消費カロリーを表示してくれるモードもあります。


事前にサイクルラボから登録しておいた3つの地域を選んで、天気や気温、降雨確率を表示することも可能。


事前に走るルートを決めておいてナビに表示をしたい場合はサイクルラボのページから「ルート」を選択


「オリジナルルート作成はこちら」をクリック


マップ上で旗をドラッグ・アンド・ドロップしてスタート地点とゴールを決めるだけで自動で経路が完成するので、名前を付けて「保存」をクリック


ルートをポタナビに送るには「設定」をクリック


「ルート設定」を選択


転送したいルートの左にチェックを入れて「設定」をクリック


「OK」をクリック


サーバー同期を選択。


「OK」を押すと……。


自動でデータ更新を更新。


ルート選択を選ぶと……。


こんな感じでPCで設定しておいたルートが表示されます。なお、操作をしてからルートを示すラインが見えるまでは多少のタイムラグがあり、この間に別の操作をするとルートのラインが消えてしまい「なぜ表示されないんだぁ!」と悩むことになるので注意が必要です。


本体はワンタッチで取り外し可能なので、自転車を停めて離れる際も安心。


なお、地図を操作する際にはホームボタンを長押しして……


端末を傾けることで、その方向にカーソルを移動させることができます。


走行データは3G回線経由で自動で専用サイトにアップされているので、帰宅後はPCからクランクの回転数や移動速度、ルートなどを確認可能。


サイクルコンピューターはiPhone用アクセサリーやアプリを使って代用することもできますが、専用端末を使ってガッツリ楽しみたいという人は要チェックです。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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