マッチ箱サイズのIP-KVMスイッチ「JetKVM Mini」、有線接続と無線接続の両方に対応して1080pのビデオキャプチャ機能・オープンソースのファームウェア

接続したPCをネットワーク経由で遠隔操作できるマッチ箱サイズのIP-KVMスイッチが「JetKVM Mini」です。
Introducing JetKVM Mini - JetKVM
https://jetkvm.com/blog/introducing-jetkvm-mini
JetKVM Miniはアルミニウム製のケースを採用した、幅42mm×奥行き42mm×高さ23mmのマッチ箱ほどのサイズのIP-KVMスイッチです。JetKVMと同様の主要機能を備えており、1080pでのネイティブビデオキャプチャ(JetKVM OSサービスを利用すれば最大4Kまで対応可能)、USB経由のキーボードとマウス操作などにも対応しています。
見た目は以下の通りで、上部にはディスプレイ、側面にはボタンがあります。

JetKVM MiniにはRJ45ポートが搭載されており、有線LAN(イーサネット)ケーブル経由でネットワークに接続することも可能。遠隔操作したいPCとJetKVM MiniをHDMIケーブルやUSBケーブルで接続し、JetKVM Miniのディスプレイに表示されるIPアドレスを読み取ることで、遠隔操作できるようになります。

JetKVM Mini WはRJ45ポートの代わりに2.4GHz帯と5GHz帯の無線LANに対応しており、Wi-Fi経由でネットワークに接続します。JetKVMは「ケーブルが届かない場所、例えば別の部屋にあるPC、テレビの下のボックス、スイッチポートが空いていないラックなどに最適」と説明しました。PCとの接続に必要なのはHDMIケーブルとUSBケーブルのみです。

JetKVMによると、JetKVM Miniはあらゆるマシンにインストールできる手頃な価格のIP-KVMを求めており、そのためにゼロから開発をやり直す必要があったと説明しています。「JetKVM Miniは機能を簡略化したJetKVMではなく、ビデオキャプチャ・キーボード&マウスの制御・仮想メディアのマウント・管理対象マシンがダウンしている時でもアクセス可能であることなど、IP-KVMが本来果たすべき役割を中心に再設計されたJetKVMです」と説明しました。
SoCには中国のEspressif Systemsが開発したESP32-P4Xを採用しており、Linuxシステムに必要なDRAMやeMMCを別途用意することなく、ビデオキャプチャ・H.264エンコード・USB・JetKVMファームウェアを処理することが可能。ビデオは1080p・30fpsもしくは720p・60fpsでキャプチャされ、チップ上でエンコードされ、WebRTC経由でストリーミングされます。遅延はわずか30~60ms(ミリ秒)であるため、マウスとキーボードによるスムーズな操作が可能です。
JetKVM Mini Wはワイヤレス用のマイクロコントローラーであるESP32-C5を搭載しており、ネットワーク接続には2.4GHzと5GHzのIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応しています。
上部のディスプレイにはIPアドレス、USB接続状況、HDMI接続状況が表示されます。

JetKVM Miniには2つのUSBポートが搭載されていますが、ひとつは遠隔操作するPCと接続するために利用されます。USBポートはUSB 2.0ハイスピード(480Mbps)に対応しており、電源の供給にも利用されます。仮想メディアは側面にあるSDカードスロット経由で読み込まれることとなるそうです。
もうひとつのUSBポートはUSB 2.0フルスピード(12Mbps)で動作し、バックアップ電源または補助電源入力として機能します。ATX、DC電源、シリアル拡張機能は標準USBを使用するように再設計中で、新しいバージョンは後のリリースで提供される予定だそうです。さらに、外部電源を使用すれば、このポートはUSBホストとして動作することも可能。ファームウェアでサポートするほぼすべてのUSBデバイスに対応できます。
JetKVM Miniはセキュアブートにも対応しており、JetKVMの公開署名キーのダイジェストがチップのeFuseにプリインストールされているため、ウェブインターフェースで設定を1つ変更するだけで、JetKVM MiniをJetKVM署名付きファームウェアに永久的にロックすることが可能です。
JetKVMはオープンソースのIP-KVMソリューションであるため、ソースコードはGitHubで公開されています。JetKVM MiniのESP32-P4X向けにファームウェアが新たに書き直されてもいます。ソースコードはLinux上でGoで記述されています。
GitHub - jetkvm/kvm: Control any computer remotely · GitHub
https://github.com/jetkvm/kvm

この他、JetKVMは仮想VPNサービスのTailscaleにも対応しています。また、Tailscaleの代わりにコントロールサーバー代替OSSのHeadscaleを使用することも可能。
なお、JetKVMにはPC電源をリモート制御するためのATX規格で使える拡張ボード、DC機器のリモート電源制御用の拡張デバイス、シリアルコンソールに接続するための拡張デバイスなども用意されています。JetKVM Mini向けには、これらの拡張機能を標準USB接続に変更した新バージョンが後日提供される予定です。
有線接続専用のモデルである「JetKVM Mini」が39ドル(約6000円)、ワイヤレス接続専用モデルの「JetKVM Mini W」は42ドル(6500円)で、2026年10月26日発売予定です。
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in ハードウェア, Posted by logu_ii
You can read the machine translated English article The JetKVM Mini is a matchbox-sized IP-K….







