スティーブ・ジョブズが1ドル硬貨に

アメリカ合衆国造幣局が2026年の「American Innovation $1 Coin(アメリカンイノベーション1ドル硬貨)」のデザインを発表しました。発表されたデザインは4種類で、そのうちの1つには若き日のスティーブ・ジョブズが描かれています。
United States Mint Releases 2026 American Innovation® $1 Coin Program Designs
https://www.usmint.gov/news/press-releases/united-states-mint-releases-2026-american-innovation-one-dollar-coin-program-designs
アメリカンイノベーション1ドル硬貨は2018年に始まった企画で、「アメリカの50の州」「コロンビア特別区」「アメリカの5カ所の領土」のイノベーションを象徴するデザインの1ドル硬貨を複数年にわたって発行しています。2026年にはカリフォルニア州、ウィスコンシン州、アイオワ州、ミネソタ州の硬貨が発行されることになりました。
カリフォルニア州の硬貨のデザインが以下。「オークの木々に覆われた起伏のある丘陵地帯」という典型的な北カリフォルニア州の風景とともに「若きスティーブ・ジョブズ」が描かれています。ジョブズは「思索にふける姿勢と表情」で描かれており、「カリフォルニア州の環境が、複雑なテクノロジーを自然そのもののように直感的で有機的なものに変革するというジョブズのビジョンにいかにインスピレーションを与えたか」ということを物語っているとのこと。周囲にには「UNITED STATES OF AMERICA」「CALIFORNIA」STEVE JOBS」「MAKE SOMETHING WONDERFUL」と記されています。

ウィスコンシン州の硬貨にはウィスコンシン州に拠点を置く企業「Cray」が開発した世界初の商用スーパーコンピューター「Cray-1」が描かれています。一目見ただけではスーパーコンピューターだとは思えませんが、これはCray-1を上から見た図を簡略化したものです。

アイオワ州のデザインには、農業学者でノーベル平和賞受賞者でもあるノーマン・ボーローグが選ばれました。ボーローグはアイオワ州の農場の子どもとして生まれた人物で、病気に強い小麦を開発して小麦の生産性を2~3倍に向上させたとされています。ボーローグが主導した穀物生産の技術革新は「緑の革命」とも呼ばれています。

ミネソタ州のコインには「冷蔵ユニットを搭載した1940年代のトラック」が描かれています。実用的なトラック用冷蔵ユニットはミネソタ州で活動していたフレデリック・マッキンリー・ジョーンズによって1938年に開発されました。

なお、上記のデザインは硬貨の裏面に記されたもので、表面には自由の女神像とともに「IN GOD WE TRUST」というフレーズが刻まれています。

・関連記事
スティーブ・ジョブズが初代Macintoshを発表した場所が今やがれきの山になっている - GIGAZINE
20年前のジョブズにインタビューした未公開映像が公開中、「私の仕事は何百年にもわたって評価される絵画とは違う」 - GIGAZINE
若きスティーブ・ジョブズにインタビューした貴重な映像が公開中 - GIGAZINE
Appleを追い出されたスティーブ・ジョブズが立ち上げた「NeXT」のロゴ資料が公開中 - GIGAZINE
スティーブ・ジョブズの名刺が2700万円以上で落札される - GIGAZINE
ジョブズが逝去1年前に幹部宛に送っていたAppleの戦略に関するメールの内容 - GIGAZINE
Windowsを生んだビル・ゲイツとLinuxを生んだリーナス・トーバルズが初めて顔を合わせた歴史的写真 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in メモ, Posted by log1o_hf
You can read the machine translated English article Steve Jobs on the $1 coin….







