取材

エヴァンゲリオン放送30周年記念の「エヴァワンフェス」で造形作品の数々を見てきた


『シン・エヴァンゲリオン劇場版:‖』の劇場公開に合わせて2020年に開催された「エヴァンゲリオンワンフェス」以来5年ぶりに、エヴァンゲリオン放送開始30周年とワンダーフェスティバル40周年を記念して、ワンダーフェスティバル 2025[夏]の中で「エヴァワンフェス」が開催されました。

エヴァンゲリオン放送開始30周年記念!「エヴァワンフェス」が5年ぶりに帰ってきた! | Wonder Festival 2025 summer | ワンダーフェスティバル2025【夏】公式サイトです。
https://wonfes.jp/specialsite/news/news-13816/

「エヴァワンフェス 特設ブース」。


壁面には1995年から30年間の海洋堂の『エヴァ』製品が1枚にデザインされていました。


全高2mの「ART MASTER 3D エヴァンゲリオン初号機」。生物造型の第一人者で文化庁長官表彰を受賞した松村しのぶさんが原型制作を担当したもの。


東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアムから展示用に貸し出されたカヲル、レイ、アスカの等身大フィギュア。


非売品の「エヴァンゲリオン初号機 松村しのぶVer.」。


蘇生工房3ON」作、「第2の使徒リリス」。ゼーレのマークの仮面を被った、TV版の姿です。


「若一と渣ちゃん」作、「綾波零.明日香」。「静と動、無垢と傲慢。対極のようで互いを映し補完し合う二人の魂が、ひとつの三角に調和として結実する」との作者コメントが寄せられています。


Rinne」作、「渚カヲル」。本編に初めて登場したときのように、頭部の欠損した像に腰掛けた姿です。


L.M.U-23」作、「巨大化2号機」。鮮やかなボディカラーと、しなやかに伸びた腕が特徴的。


同じく「L.M.U-23」作、「エヴァンゲリオン2号機 ザ・ビースト」。今にも飛びかからんとする凶暴さが全身にみなぎっています。


「L.M.U-23」作、「エヴァンゲリオン2号機 獣化第4形態(第2種)」。


ヤマタク」作、「第6使徒ガギエル」。作者コメントによると、1997年に刊行された「2015//The Last Year Of Ryohji Kaji」のために作ったもので、石粉粘土ランドール製だとのこと。TV版ではアスカの初陣の相手でしたが、新劇場版ではTV版当該話数の原画紛失のため登場しませんでした。


メカッパル」作、「アダム(手乗り)」。作中の登場シーンはかなり少なく、作品は「自分なりにアレンジ・誇張したディテールで造形」したものだとのこと。


みかんかっぱ」作、「EVA - MOMO 初号機」と「使徒 MoMo」。ウパるパさんのオリジナルキャラクター「P - MOMO」と初号機、「MoMo」と第四使徒とのコラボフィギュアです。「使徒 MoMo」は顔が2枚重なっていて、1枚目の顔をずらして再生シーンを再現できるようになっています。


ベアポケット」作、「EVA弐号機(TV)」。作者によると「TV版視聴時に覚醒の演出にて目が四つあるのではなく、初号機と同じように口があるのが見たかったという幼少時の思い出を具現化したく制作」したものだとのこと。


同じく「ベアポケット」作、「EVA6号機降臨」。「セントラルドグマの骸骨の山から立ち上がる第12使徒に侵食される運命を体に浮かぶ赤いラインで表現」しています。


ぶぶたたの模型屋」作、「綾波レイ」。「綺糜の花」をテーマに、レイが腐敗した沼地で花を咲かせる姿を描いた作品。


ヒロフス」作、「ドット絵3Dエヴァンゲリオン初号機」。32×16×16ドットで抽象化したのち、レトロゲーム機の発色制限をイメージした16色で塗装しています。


干潟為四」作、「Mari Illustrious Makinami」&「Asuka Langley Shikinami」。マリはうっすらを笑みを浮かべる一方、アスカはキッと口を結ぶ、対称的な表情。


「エヴァワンフェス」に隣接したATAC(アニメ特撮アーカイブ機構)のブースでもエヴァの関連展示として、LDジャケットの特別展示が行われていました。


これはLD・VHSのGenesis 0:1(第1巻)のジャケットイラスト。


そのセル画が展示されていました。当然なのですが、まさにそのまま。


こちらはGenesis 0:11のジャケットイラストの原画。エントリープラグ内のアスカの姿を描いています。


Genesis 0:12のジャケットイラスト、セル画+背景画。レイの重要エピソードが収録された巻です。


Genesis 0:14のジャケットイラストは全員集合。イラストとしてみるとアスカ、シンジ、レイが右寄りにいて、センターにクラスメイトのヒカリ、ケンスケ、トウジがいて少し不思議な印象ですが、LDでは中央で折り返して表裏になっていました。なお、VHSだと横長イラストとしてそのまま使用されています。


『エヴァンゲリオン』は1995年のテレビ放送当時から立体化人気が高く、数々の造形作品が生み出されてきました。エヴァが放送開始30周年、ワンフェスが40周年と、ちょうど10年違いのアニバーサリーなので、今後も何かしらの企画が開催されていくかもしれません。

© カラー
© カラー/Project Eva.

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in 取材, Posted by logc_nt

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