Metaが「Llama API」の無料プレビューを開始、OpenAIのAPIとの互換性も確保しLlamaを使ったAI製品の開発をサクッと始められる

Metaが2025年4月29日(火)に自社製AIモデル「Llama」を用いた製品開発ためのプラットフォーム「Llama API」を発表しました。記事作成時点では限定プレビューの段階で、限定プレビュー中は無料で使用可能です。
Llama API | Empowering AI Development with Ease
https://www.llama.com/products/llama-api/
Everything we announced at our first-ever LlamaCon
https://ai.meta.com/blog/llamacon-llama-news/
Llama APIでは2025年4月5日にリリースされた「Llama 4 Scout」や「Llama 4 Maverick」といったモデルに加えて、「Llama 3.3 70B」や「Llama 3.3 8B」も使用可能です。また、モデルの微調整および評価ツールもリリースされており、Llama 3.3 8Bをベースとしたカスタムモデルを開発することもできます。

ユーザーはワンクリックで新たなAPIキーを作成できます。

使用履歴画面ではトークン使用量をモデル別に確認可能。

すでにPythonとTypeScriptで開発できるSDKが用意されているほか、OpenAIのAPIとの互換性も確保されています。このため、開発者は既存のAI製品のコードを活用して新たな製品を素早く開発できます。
記事作成時点ではLlama APIは限定プレビューの段階で、実際に使用するにはウェイトリストへの登録が必要です。また、限定プレビュー中は無料で利用可能です。
Llama APIのドキュメントは以下のリンク先で確認できます。
Overview | Llama API
https://llama.developer.meta.com/docs/overview

なお、MetaによるとLlamaシリーズの総ダウンロード回数は2025年4月30日の時点で12億回を超えているとのこと。MetaはOpenAIやMistral AI、Alibaba、Microsoft、Google、Amazon、DeepSeekといったライバル企業のモデルダウンロード回数との比較グラフを公開して成果をアピールしています。

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in ソフトウェア, Posted by log1o_hf
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