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OpenAIが無料版ChatGPTをアカウントなしで誰でも利用できるようにすると発表


これまで、利用にあたってアカウントが必要だったチャットAI「ChatGPT」について、誰でもアカウントなしで利用できるようにすることをOpenAIが発表しました。

Start using ChatGPT instantly
https://openai.com/blog/start-using-chatgpt-instantly


OpenAI drops login requirements for ChatGPT’s free version | Ars Technica
https://arstechnica.com/information-technology/2024/04/openai-drops-login-requirements-for-chatgpts-free-version/

現地時間の2024年4月1日、OpenAIはChatGPTのようなツールをより広く利用できるようにすることで、人々がAIのメリットを体験できるようにするために、無料版のChatGPTに存在したログイン要件を削除したことを発表しました。

記事作成時点ではChatGPTにアクセスすると、以下のようにアカウント作成あるいは既存のアカウントへのログインを行わなければChatGPTが使えないようになっています。


しかし、今後はChatGPTにアクセスすると画面左下にログインボタンおよびアカウント作成ボタンが表示されるものの、アカウントを作成したりログインしたりしなくても、そのまま無料版のChatGPTが利用できるようになるわけです。


また、ChatGPTではユーザーとChatGPTとのチャット内容を保存することで、AIモデルの改善に使用できるようになっています。この設定は設定画面の「データ制御」という項目から手動で無効化することができるようになっているのですが、アカウント登録していないユーザーでもこの設定の無効化が可能になるとのことです。


この他、より幅広いカテゴリでプロンプトが利用できるようになるなど、ユーザーエクスペリエンスに対する追加のコンテンツ保護手段を導入したとOpenAIは発表していますが、詳細は不明です。アカウントを作成することでチャット履歴の保存が複数デバイスをまたいで可能になったり、チャット内容を共有したり、音声会話やカスタム指示などの追加機能も利用できるようになるとOpenAIはアピールしました。

無料版のChatGPTでは利用する大規模言語モデル(LLM)がGPT-3.5となっており、GPT-4を利用するには有料会員になる必要があります。GPT-3.5はGPT-4と比べると精度が非常に落ちるという指摘もあり、AI研究家であるウォートン大学のイーサン・モリック教授は「シリコンバレーで非常に優れた人々のグループを含む、企業経営者から科学者に至るまで、私が話をしたどのグループでも、GPT-4クラスのモデルを試したことがある人は全体の20%にも満たなかったです。どのように動作するかを知るために必要な時間とされる『10時間』を費やした人は、5%未満でした」と述べ、GPT-4の高機能ぶりがアピールされているものの、実際に人々が触れているのはGPT-3.5などの時代遅れのLLMであると指摘しています。

In every group I speak to, from business executives to scientists, including a group of very accomplished people in Silicon Valley last night, much less than 20% of the crowd has even tried a GPT-4 class model.

Less than 5% has spent the required 10 hours to know how they tick.

— Ethan Mollick (@emollick)


なお、Microsoftが提供するAIアシスタントのCopilotはLLMにGPT-4を利用しており、ChatGPTと同じようにアカウントを作成しなくても利用できるため、海外メディアのArs Technicaはこちらの利用を推奨しています。

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by logu_ii

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