「○○年継ぎ足しの料理」は海外にも存在し400年続いた例もある

老舗料理店では「○○年継ぎ足しのカレー」「○○年継ぎ足しのタレ」といった料理が提供されていることがあります。この「○○年継ぎ足しの料理」は海外にも存在しており、中には400年以上続いた例も存在しています。
FROM, A POT-AU-FEU, MANY HAPPY RETURNS - The New York Times
https://www.nytimes.com/1981/05/06/garden/from-a-pot-au-feu-many-happy-returns.html
Perpetual stew - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Perpetual_stew
「○○年継ぎ足し」という放り調理形式は中世にはポトフやポタージュの作り方として一般的だったとのこと。イギリスの歴史家であるレイ・タナヒルは中世の鍋料理について「四旬節を除いて、鍋が空っぽになることはほとんどなかった。ウサギやニワトリ、ハトを入れると上質な風味が感じられた。塩漬け豚肉やキャベツを入れると、味が数週間残ることもあった」と記しています。
また、1981年には作家のアーサー・プラーガーがニューヨーク・タイムズに寄稿し、「我が家のポトフは継ぎ足し続けて21年目に達する」「フランスのペルピニャンには15世紀から継ぎ足し続けたポトフを提供するレストランがあったらしいが、第二次世界大戦によって記録が途絶えた」といった記述を残しています。つまり、ペルピニャンには400年以上にわたって継ぎ足され続けたポトフが存在したということのようです。

タイにある「Wattana Panich」では牛肉を煮込んだスープを使った麺料理を楽しめます。このスープは1975年から継ぎ足されており、記事作成時点では49年が経過しています。Wattana Panichでどんなスープが作られているのかは、以下の動画を再生するとよく分かります。
This Soup Has Been Simmering for 45 Years - YouTube

2023年にはアメリカのニューヨークで「60日間継ぎ足しながらシチューを作り続けるイベント」が開催されました。シチューの調理期間は6月9日から8月9日の60日間で、最後までシチューを作り続けることに成功。シチューの調理記録は以下のリンク先で確認できます。
STEW COOKED FOR: 60 DAYS
https://www.perpetualstew.club/home

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