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個人情報販売サイトから自分のデータを削除させる「Mozilla Monitor Plus」をMozillaが発表


ウェブブラウザのFirefoxなどを開発するMozillaが提供している「Mozilla Monitor」(旧Firefox Monitor)に、情報漏えいした個人情報を自動で削除したり継続的に監視したりする新しい有料サブスクリプションサービスの「Mozilla Monitor Plus」が登場しました。

Introducing Mozilla Monitor Plus, a new tool to automatically remove your personal information from data broker sites
https://blog.mozilla.org/en/mozilla/introducing-mozilla-monitor-plus-a-new-tool-to-automatically-remove-your-personal-information-from-data-broker-sites/


Mozilla Monitor Plus | Product Walkthrough - YouTube


Mozilla Monitor Plusとは、自分の個人情報をMozillaのサービスを通じて定期的に監視・削除してもらうことができるサービスです。


Mozilla Monitorの登録者は自分の個人情報がデータ侵害に巻き込まれた時に通知を受け取ることが可能ですが、今回新たに、個人情報がどのサイトで営利目的で販売されているかをスキャンしてもらうことができる機能が追加されました。

スキャン自体は1回まで無料で利用可能。さらに進んで「定期的なスキャン」と「情報の自動削除」を行いたい場合は、月額8.99ドル(約1300円)、年額107.88ドル(約1万6000円)の有料サブスクリプションである「Mozilla Monitor Plus」に加入する必要があります。


スキャンを利用するには、氏名・住所・生年月日・メールアドレスなどをMozillaへ伝える必要があります。この情報は暗号化され、「常に人々を第一に考える」というMozillaプライバシーポリシーに従い「最も正確な検索結果を得るために必要な最小限の情報」として取り扱われるとのこと。


Mozillaは「データブローカーで販売される個人情報には名前・住所・電話番号などの情報が含まれる場合があり、家族の名前、犯罪歴、子どもの学区、趣味などの情報が含まれる可能性もあります」と述べ、こうした情報を削除できる可能性があるMozilla Monitor Plusの強みを強調しました。なお、Mozilla Monitor Plusは他の競合サービスの2倍に相当する190以上のデータブローカーサイトを対象としているそうです。

世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社であるCiscoの消費者プライバシー調査によると、18~24歳の若者の42%が「企業が自分のどのような情報を保存しているかについて詳しく知りたい」と考えているそうです。ただし、企業が取り扱う個人情報について、削除を要求する手順は非常に面倒なもの。そんなケースに対応するべくMozillaが発表した、ユーザーに代わってプライバシー保護のために個人情報の削除要求などを行ってくれるのが「Mozilla Monitor Plus」です。

Mozilla Monitorのプロダクトマネージャーであるトニー・アマラル・キノット氏は、「Mozilla Monitorを立ち上げた時の目標は、人々が自分の個人情報が漏えいした可能性がある場所を発見できるようにすることでした。今回、Mozilla Monitor Plusを発表することで、公開されたデータを販売しようとするデータブローカーサイトから人々がデータを取り戻すことができるようになります」「人々のニーズを最優先にするというMozillaの長年の取り組みと、簡単なステップバイステップのプロセスが、Mozilla Monitor Plusをユニークなものにします。さらに、侵害アラートとデータブローカーの削除を組み合わせてオールインワンの保護ツールを提供し、人々がオンライン上で安全であると感じやすくなります」と語りました。

なお、Mozilla Monitor Plusはまずはアメリカに拠点を置く人々向けに提供されます。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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