ハードウェア

AMDのCPUコアに約1044日の連続稼働でハングする可能性があるが修正予定はなし


AMDが公開した2023年4月度EPYC第2世代リビジョンガイドに、「約1044日後にコアがハングアップする可能性がある」というエラッタが掲載されていることがわかりました。AMDはこの問題に対応する予定はないことを明らかにしています。

Revision Guide for AMD Family 17h Models 30h-3Fh Processors
(PDFファイル)https://www.amd.com/system/files/TechDocs/56323-PUB_1.01.pdf


当該ページはこんな感じ。


この問題は、最後のシステムリセットからおよそ1044日後に、コアがパワーステート「CC6」の終了を失敗するようになるというもので、最終的にコアがハングする可能性があります。

推奨される回避策は、問題が発生すると推測される時間より前にCC6を無効にするか、システムを再起動すること。


AMDではこの問題に対する修正は「予定していない」と記しています。

ソーシャル掲示板サイトのRedditでは、実際に問題が顕在化するのは起動から1042日と約12時間後という指摘があります。

PSA: EPYC 7002 CPUs may hang after 1042 days of uptime
by u/acid_migrain in sysadmin


なお、何らかの形でセキュリティパッチを当てたりするので、稼働しっぱなしのシステムばかりというわけではないはずですが、かつてGEで働いていたというdeafpolygon氏は「古いUNIX機は8年連続で稼働していた」とコメントしています。

Comment
by u/deafpolygon from discussion PSA: EPYC 7002 CPUs may hang after 1042 days of uptime
in sysadmin

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
AMDが最大96コアの「第4世代EPYC」を発表、Zen 4アーキテクチャ採用でDDR5やPCIe 5をサポート - GIGAZINE

NVIDIAの独占を防ぐためにMicrosoftとAMDが協力体制を取っている - GIGAZINE

AMDがCPU市場の30%を掌握、着実にIntelからシェアを奪う - GIGAZINE

世界最速のスパコントップ500でAMDが大躍進中、1位はフロンティアが守り富岳は2位 - GIGAZINE

in ハードウェア, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.