スマホとは一線を画す撮影が可能なVlogカメラ「PowerShot V10」で自撮りムービーや食事ムービーを撮影しまくってみたよレビュー

2023年6月下旬発売予定のVlogカメラ「PowerShot V10」は、液晶モニターを180度回転させて自撮りに特化させたり、可動式スタンドを使って固定撮影したりといった多様な撮影方式に対応できます。そんなPowerShot V10を一足早く入手できたので、外観の徹底チェックに続いて昼夜問わず色んなシチュエーションでムービーを撮影しまくってみました。

PowerShot V10｜コンパクトデジタルカメラ・ビデオカメラ｜キヤノン
https://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/v10/

PowerShot V10は片手で持てるVlog特化カメラで、液晶モニターやスタンドの角度を無段階で調整して多様なシチュエーションに対応させることができます。PowerShot V10の外観や角度調整機能の詳細は以下のリンク先で確認できます。今回はPowerShot V10を使って実際にムービーを撮影してみました。

自撮りも他撮りも自由自在なキヤノンのVlogカメラ「PowerShot V10」外観レビュー - GIGAZINE

◆ブレ補正性能をチェック
PowerShot V10には手ブレ補正機能が搭載されており、効き具合を「切」「入」「強」の3段階から選択できます。

手ブレ補正「切」「入」「強」の効果を検証するべく、歩きながら前方を撮影したムービーが以下。手ブレ補正を「強」にしてもかなりブレが残っています。PowerShot V10は激しい動作を伴う撮影には不向きなようです。

Vlogカメラ「PowerShot V10」のブレ補正性能を検証 - YouTube


◆4K30fpsでムービー撮影
PowerShot V10は最大4K・30fpsのムービーを撮影可能です。PowerShot V10で京都に向かって走り去る阪急電車を撮影したムービーが以下。外付けマイクは用意しておらず内蔵マイクを使っただけですが、電車の動作音が段々遠くなってゆく様子を表現できています。なお、このムービーでは手ブレ補正を「切」に設定しています。

京都方面へ走り去る阪急電車【PowerShot V10】 - YouTube


大阪駅の天井を4K・30fpsで撮影。天井の梁(はり)1本1本をクッキリ映せました。ただし、手ブレ補正「切」で撮影したので歩いている際のブレが気になります。

Vlogカメラ「PowerShot V10」で大阪駅の天井を撮影してみた - YouTube


ネパール料理店「バルピパル」で卓上の料理を撮影。PowerShot V10の最短撮影距離は5cmなので、椅子に座ったまま卓上の料理をサクッと撮影できます。

Vlogカメラ「PowerShot V10」は食べ物の色もキレイに表現 - YouTube


夜のバスターミナルを撮影したムービーが以下。夜間でもある程度の光源があれば明るく撮影可能です。なお、この撮影の時は手ブレ補正を「入」に設定していました。

キヤノンのVlogカメラ「PowerShot V10」で夜のバスターミナルを撮影 - YouTube


◆自撮り撮影
PowerShot V10の焦点距離は約19mm(35mm判換算)で、広い範囲を一度撮影可能。このため、以下のようにPowerShot V10を近くに置いても問題なく自撮りムービーを撮影できます。

撮影した自撮りに特化ムービーが以下。焦点距離の長いレンズを使う場合は被写体とカメラの距離を離す必要がありますが、PowerShot V10なら被写体とカメラ距離が近くても問題なく撮影可能なので、狭い部屋などでの撮影に向いています。

キヤノンのVlogカメラ「PowerShot V10」で撮影した自撮りムービー - YouTube


◆まとめ
実際にPowerShot V10でムービーを撮影しまくってみた結果、静止状態では高画質なムービーを手軽に撮影可能なのですが、ブレ補正性能が低めで動きを伴う撮影にはかなり不向きだと感じました。PowerShot V10には無段階で角度調整機能なスタンドが搭載されているため、机の上などに固定して撮影する用途ならオススメできますが、歩きながらの撮影やアクティビティ中の撮影を行いたい場合はスタビライザーを別途用意するか、GoProなどのアクションカメラを選択するのがオススメです。

なお、PowerShot V10は記事作成時点ではAmazon.co.jpで税込5万4500円で販売されています。

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