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Windows 11のスタートメニューの広告がプレビュービルドでさらに悪化


2023年3月28日にリリースされたWindows 11の「KB5023778」のプレビュー版では、スタートメニューにOneDriveの利用を促す通知を表示する「Microsoftアカウントの通知」という機能が導入されました。4月14日にリリースされたプレビュービルドではこの機能がさらに強化され、今度は「Microsoftアカウントでのサインイン」を促す通知が目立つよう表示されていることが分かりました。

Windows 11 Start menu ads look set to get even worse – this is getting painful now | TechRadar
https://www.techradar.com/news/windows-11-start-menu-ads-look-set-to-get-even-worse-this-is-getting-painful-now


2023年4月14日にリリースされた「Windows 11 Insider Preview Build 23435」では、エクスプローラーに新しい機能が導入されたり、複数のバグが修正されたりしていますが、新しく加えられた機能の一つに「Microsoftアカウントでサインインすることの利点を強調する処理」があることが確かめられています。

この機能は、ローカルユーザーアカウントでログインしているユーザーに対して「Microsoftアカウントでサインインすること」の利点をスタートメニューに表示するというもの。ユーザーアイコンに黄色い警告の印を表示し、「サインインすればデバイスのバックアップができる」「Microsoft 365が使えるようになる」「アカウントを安全に保つ」「5GBのクラウドストレージが使える」などの利点を徹底して強調します。


テクノロジー系メディアのTechRadarは「アカウントにサインインするように言われるのは、一部の人々にとっては微妙なポイントです。そういう人々はMicrosoftとは一切関わりたくないですし、自分のOSがMicrosoftのエコシステムにこれ以上組み込まれることなく、できる限り独立したソフトウェアであってほしいと思っているのです。また、黄色い警告印と感嘆符のフラグを立てるのは、通常はシステム設定に何か深刻な問題があることを示すものです。これを広告に使うのはフェアではないと言う人もいるかもしれません」と述べました。

Microsoftはこれまでにも広告の導入を検討しており、前回はユーザーにバックアップを促した上でOneDriveへのサインインを勧める通知を表示していました。

Windows 11のスタートメニューにMicrosoft製品をオススメしてくる広告が追加されることが判明 - GIGAZINE


なお、Microsoftは「この処理をご覧になった方は、ご意見をお聞かせください。Dev Channelでは、フィードバックを得るために、さまざまなコンセプトを試すのが普通です」と説明しており、あくまで試験的な導入であることを示唆しています。

今回リリースされたビルドでは、エクスプローラーに「ギャラリー」機能が新しく導入されています。ギャラリーは「最近撮影した写真にアクセスするために最適化されている機能」と説明されており、時系列で画像が表示され、特定の日に撮影された写真の一覧が一目で分かるようなものになっています。


このほか、繁体字の読み上げ音声の精度が強化されたり、タスクマネージャーのパフォーマンスが向上されたりなど、いくつかの修正が施されています。

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in ソフトウェア, Posted by log1p_kr

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