レビュー

Twitterへ投稿するツイート内容を大規模言語モデルのGPTに事前監査してもらえるChrome拡張「Tweetaudit-GPT」レビュー


OpenAIが開発した大規模言語モデルのGPTは、人間と同等に自然な文章を生成することが可能です。そんなGPTに、自分のツイート内容を問題がないかどうかを投稿する前にチェックしてもらえる拡張機能「Tweetaudit-GPT」をやきにくさんが公開しています。

Tweetaudit-GPT - Chrome ウェブストア
https://chrome.google.com/webstore/detail/tweetaudit-gpt/dicncihnjppbejafflepnnbcnjoopgoi

GPTにツイッターの投稿内容を監査してもらうChrome拡張つくった pic.twitter.com/T4ltrBexNj

— ????やきにく???? (@Yakinik)


まずはChrome ウェブストアの「Tweetaudit-GPT」のページで、「Chromeに追加」をクリック。


確認するポップアップが表示されるので、「拡張機能を追加」をクリック。


すると、Chromeの右上にTweetaudit-GPTのアイコンが表示されました。


次に、OpenAIのAPIキーを取得します。OpenAIのアカウントにログインした状態でAPIキーのページにアクセスし、「Create new secret keys」をクリック。なお、OpenAIアカウントで課金支払いの登録をしておく必要があります。


すると、APIキーが作成されるので、右端にある緑色のアイコンをクリックすると、APIキーがクリップボードにコピーされます。


Tweetaudit-GPTのアイコンをクリックし、APIキーを入力すればOK。


実際にTwitterにブラウザからログインすると、ツイート入力欄の左側にアイコンが追加されています。ツイートを入力し、アイコンをクリックします。


すると、GPTから「問題のある表現はありません」という監査結果が下されました。同時に「こうした投稿は特に何の反応も引き起こさない可能性があります」と、やや大きなお世話な評価もついてきました。


今度はちょっと過激なツイートを監査してもらったところ、結果は「この発言には暴力や犯罪につながる可能性があるため、問題のある表現が含まれています」とのことで、ちゃんと内容の監査が行われていることがわかります。


さらに陰謀論めいたツイート内容については「偽情報を拡散することは社会的に問題があるため、表現は不適切です」と指摘されました。


なお、OpenAIのAPIは従量課金となっています。Tweetaudit-GPTはgpt-3.5-turbo(Chat)を使っているとのことで、1000トークン当たり0.002ドル(0.26円)かかるので、注意が必要です。

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in レビュー,   ソフトウェア, Posted by log1i_yk

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