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MetaがInstagramとFacebookでのNFTサポートの終了を発表


InstagramやFacebookといったソーシャルメディアを運営するMetaが、「NFT」のサポートを終了すると発表しました。

Meta winds down support for NFTs on Instagram and Facebook | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/03/13/meta-winds-down-support-for-nfts-on-instagram-and-facebook/

Meta gives up on NFTs for Facebook and Instagram - The Verge
https://www.theverge.com/2023/3/13/23638572/instagram-nft-meta-facebook-quits-digital-collectibles

BREAKING: Instagram is Disabling Its NFT Features
https://nftnow.com/news/breaking-instagram-is-sunsetting-digital-collectibles-nfts/

2022年5月、Metaは一部のInstagramクリエイターを対象にNFT機能のテストを開始しました。その後、6月には一部のユーザーを対象にFacebookでもNFT機能のテストを開始。さらに8月には、InstagramでNFT機能を使える対象を世界中の100カ国のユーザーにまで拡大し、多くのユーザーがNFT機能を利用できるようになりました。これはあくまでもユーザーが作成あるいは収集したNFTを表示するというだけで、NFTを作成・購入・販売する機能が実装されたのは11月になってからだそうです。ただし、NFTの作成・販売機能も一部のクリエイターに限定で提供されるものでした。

InstagramがNFTにテスト対応、一部のクリエイターは手数料無料でNFTの投稿や共有が可能に - GIGAZINE


しかし2023年3月、Metaのコマース&フィンテック分野の責任者を務めるStephane Kasriel氏が、InstagramでのNFTサポートの縮小を発表しました。Kasriel氏は「会社全体で何を優先して重点を置くかについて詳細に調査を行っています。現時点では、デジタルコレクティブル(InstagramでNFTをサポートする機能)を縮小し、クリエイターやユーザー、ビジネスをサポートする他の方法に注力していきたいと思います」とツイート。


続いて、「まず、この旅に参加し、ダイナミックな空間で素晴らしい仕事をこなしているパートナーに心から感謝します。我々が築いてきた関係を誇りに思います。そして、InstagramとFacebookを使用して作品を拡大し続けている多くのNFTクリエイターをサポートすることを楽しみにしています」と、関係各所への感謝を述べました。


さらに、「現実とメタバースの両方で、我々はプロダクトを通じてクリエイター、ユーザー、アプリ上でビジネスを行う人々のためにできる多くのことを学ぶことができました」と述べ、さまざまな機能をリリースすることで得た知見も多いと主張。


「クリエイターや企業がファンとつながり、マネタイズする機会を創出することは引き続き優先事項であり、メッセージングやリールのマネタイズなど、スケールメリットを出せる分野に注力するつもりです」と述べ、NFTサポートを縮小する代わりによりクリエイターや企業の利益につながる機能の拡充に努めると約束しました。


最後に、「そして、将来的にユーザーや企業が必要とするであろうフィンテックツールへの投資を続けていきます。Meta Payによる決済の合理化、チェックアウトとペイアウトの容易化、そしてMeta全体のメッセージング決済への投資を行っています」と述べ、Metaの決済サービスであるMeta Payを推進するとアピールしています。


海外メディアのTechCrunchがMetaの広報担当者に連絡したところ、MetaはNFTからMeta Payのような「クリエイターがMetaのプラットフォーム上で直接稼げるようになる機能」への投資にシフトしていると回答したそうです。さらに、広報担当者は「Instagramのリールからクリエイターが広告収入を得られるようにする方法をテストしている」と語っています。


The VergeもMetaの広報担当者に別途連絡を入れており、「InstagramでのNFTの作成および販売機能」および「InstagramとFacebookでのNFTの共有機能」が、今後数週間で終了することを確認しています。

MetaのNFTサポート終了に対してはNFTクリエイターから批判の声が集まっており、クリエイターのDaveさんは「なんて近視眼的な動きでしょうか。デジタルコレクティブルは、クリエイターがコミュニティに関与し、注目に基づく広告経済の落とし穴を相殺するのに役立つ可能性が非常に高い機能でした。Metaはこれをリリースする前に諦めたということです。これは本当に恥ずべき決定で、素晴らしい人々による本当に賢明な仕事の多くを台無しにするものです」とツイートしています。


Nyan Catの作者として有名なChris Torresさんも、MetaのNFTサポート終了は考えが浅いと嘲笑する画像を投稿しています。


メタバースの構築に奮闘するMetaですが、同社は2022年第4四半期(10~12月)にメタバース関連部門であるReality Labs部門で42億8000万ドル(6000億円)もの営業損失を計上しました。このReality Labs部門の営業損失がMetaの大規模な人員削減につながった可能性も指摘されています。

Metaが2022年11月以来2度目の人員削減を実施し数千人を解雇するとの報道 - GIGAZINE

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in モバイル,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by logu_ii

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