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暗くなった失敗写真を鮮やかに復活させるGoogleフォト「HDR」の使い方、iPhoneやPixel以外のAndroidスマホでもOK


「明暗差の激しい場所を撮影したら、メインの被写体が暗くなってしまった」という経験がある人は多いはず。Googleの写真管理サービス「Googleフォト」に搭載されている「HDR」機能を使えば、写真の暗くなってしまった部分を違和感なく明るめに補正してくれます。失敗写真を復活させるのに役立ちそうだったので、実際に使う手順や効果を確かめてみました。

写真を編集する - Google フォト ヘルプ
https://support.google.com/photos/answer/6128850

一般的なカメラは明暗差の激しい場面が苦手です。例えば、以下の写真では「白いガス缶」と「黒っぽい鍋&カレー」が同時に画角に入った結果、鍋の中身が暗めに写ってしまいました。


上記の写真をGoogleフォトのHDR機能で編集してみます。まず、当該写真をGoogleフォトで開いて「編集」をタップ。


続いて「調整」をタップしてから「HDR」をタップします。


すると、HDRの効き具合調整バーが画面下部に表示されるので、バーを左右に動かして効き具合を調整します。


調整が終わったら「完了」をタップ。


続いて、「コピーを保存」をタップ。


「保存しました」と表示されれば、編集完了です。


以下の画像上のバーを左右に動かすと、編集前(左)と編集後(右)を見比べられます。鍋の中身の明るさを、周囲との違和感なく補正できました。


他の写真でもHDRを試してみました。「白い鍋であんこを作る様子」を撮影した以下の写真では、補正前(左)は鍋の中が暗かったのですが、補整後(右)は本来の色に近くなりました。


ビリヤニを撮影した写真を補正してみました。飲食店では光源の位置を変えられないため正しい色合いで撮影するのが困難ですが、HDRを使えば後から本来の色に近い状態まで補正できます。


博物館で撮影したクジラの骨格標本の写真を補正した結果が以下。この博物館では骨格標本が真上から照らされていたため補正前(左)はヒゲの部分に影が落ちていたのですが、補整後(右)はヒゲがクッキリ見えるようになりました。


夏に撮影した川の写真。補正前(右)より補整後(左)の方が木々の緑が鮮やかになりました。


夜景を撮影した写真を補正した結果、全体的に非常に明るい写真に仕上がりました。写実的な仕上がりではないですが、作品としてはアリです。


HDRは従来はGoogle製スマートフォン「Pixel」シリーズでのみ使用可能だったのですが、2023年2月からは「Google One」加入者ならPixel以外のAndroidスマートフォンやiPhoneでも使用可能になっています。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア, Posted by log1o_hf

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