2023年02月20日 09時00分レビュー

超小型食洗機「SOLOTA」は省スペース性能と洗浄性能を両立できているのか徹底検証してみた

パナソニックの超小型食器洗い乾燥機「SOLOTA」は、A4サイズの床面積さえ確保すれば設置可能という省スペース性能の高さが特徴です。そんなSOLOTAの洗浄能力がどれほどのものなのか気になったので、「カレーを食べてから1日放置した皿」「コーヒーを飲んだマグカップ」など汚れの多い食器を洗ってみました。

食器洗い乾燥機 NP-TML1 | 商品一覧 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic
https://panasonic.jp/dish/products/NP-TML1.html

・目次
◆1：庫内に入る食器の量をチェック
◆2：食器を洗う手順
◆3：洗浄＆乾燥中の温度
◆4：洗浄性能をチェック
◆5：消費電力をチェック

◆1：庫内に入る食器の量をチェック
SOLOTAで1度に洗える食器は「1食分の食器＋α」です。ちょっと多めの1食分の食器を再現するために、「茶わん1個、おわん1個、皿3個、コップ1個、箸1膳」を用意してみました。

庫内に入れるとこんな感じ。これ以上は入れられなさそうです。

直径24cmの皿を入れるとこんな感じ。大きめの皿を入れると、他の食器が入らなくなります。SOLOTAを使う場合は、小さめの食器を選択するのがベターなようです。

◆2：食器を洗う手順
実際に食器を洗ってみます。今回は、洗浄力を試したいので「カレーを食べてから1日放置した皿」「コーヒーを長時間入れっぱなしにしたマグカップ」など汚れの多い食器をそろえました。

食器を洗う手順はこんな感じ。まず、タンクに水を補充します。

続いて、洗剤を投入。今回は本体に付属していた「フィニッシュ凝縮パワーキューブ」を使いました。

洗剤をいれたら、食器をセットします。

扉を閉めてスタートボタンを押せば、洗浄＆乾燥が始まります。

以下のムービーでは、実際に洗浄＆乾燥が行われる様子や、発生する音の大きさを確認できます。

超小型食器洗い乾燥機「SOLOTA」で食器を洗浄＆乾燥する様子 - YouTube

洗浄＆乾燥は2時間4分で完了しました。乾燥が終わった後、食器が冷めるまで約30分待ってから食器を取り出します。

食器はほとんど乾いていましたが、マグカップは底がくぼんでいたため、水がたまっていました。

◆3：洗浄＆乾燥中の温度
洗浄中の温度を赤外線サーモグラフィーで測定してみました。前面の最高温度は46.6度。

側面は40.6度。

排気口は70.0度でした。排気口は温度が高くなるので、小さい子どもやペットが触れないように注意が必要です。

◆4：洗浄性能をチェック
洗浄力の検証結果は以下の通り。まず、「カレーを食べてから1日放置した皿」の洗浄前はこんな感じ。カピカピになったカレーがこびり付いています。

洗浄後はこんな感じ。油っぽさは皆無で、キュキュッとした触り心地に仕上がっています。

揚げ物の油やソースが付着した皿。

洗浄後は、真っ白ピカピカです。

コーヒーを長時間入れっぱなしにしたマグカップ。

非常にキレイに洗えました。

牛乳を飲んで白っぽくなったガラスのコップ。

洗浄後は、透明感を取り戻しました。洗い残しは見当たりません。

実際にSOLOTAで汚れた食器を洗ってみた結果、超小型ながら洗浄力も十分に備えていることが分かりました。「カレーのこびり付き」などの洗いにくい汚れもバッチリ落としてくれるので、一度使ったら手洗いには戻れないような便利さを感じます。

◆5：消費電力をチェック
ワットチェッカーで洗浄＆乾燥の消費電力を測定した結果、1回当たり0.25kWhの電力を消費することが分かりました。記事作成時点では東京電力の従量電灯Bプランの場合1kWh当たり19.88円なので、1回当たりの電気料金は4.97円です。また、関西電力の従量電灯Bプランの場合は1kWh当たり17.91円なので、1回当たりの電気料金は約4.48円です。