ネットサービス

YouTubeで登録者数300万人弱の有名チャンネルの収益実態はこんな感じ、レゴ作品を投稿し続けた場合の年収は?


YouTubeでレゴ製の作品を投稿している「Brick Experiment Channel」が、過去5年にわたるチャンネル運営による収益の実態を赤裸々に公開しています。

My Youtube earnings | Brick Experiment Channel
https://brickexperimentchannel.wordpress.com/2022/11/19/my-youtube-earnings/


Brick Experiment Channelは2017年12月開設で、2018年6月にYouTubeパートナープログラムに登録しました。そこから2022年10月までの総収益は66万4000ドル(約8684万円)で、換算すると1カ月あたり1万2500ドル(約163万円)稼いでいる計算になります。なお、収益はほとんどがYouTube広告によるもので、一部がYouTube Premiumによるもの。スーパーチャットは一切受け取っていません。RPM(動画再生回数1000回あたりの収益指標)は0.94ドル(約123円)、再生回数に基づくCPM(動画再生回数1000回に対して広告主が支払う費用)は3.20ドル(約417円)だとのこと。

経費はレゴ代や撮影機材などに費やした3万400ドル(約397万円)。収益のおよそ5%相当です。


チャンネル登録者数は290万人で、動画の総再生回数は7億500万回。1本あたりの平均再生回数は1080万回で、動画の長さは平均で8分。評価は96.9%と、総じてかなり高く評価されています。

1番人気の映像は、さまざまなレゴカーで障害物登りに挑む以下のムービー。2021年1月に投稿したもので、これまでに8300万回再生されています。

Making Lego Car CLIMB Obstacles - YouTube


Brick Experiment Channelは、YouTubeで1万人以上の登録者がいるレゴ関連チャンネル100以上を調べた結果も公開し、これらのクリエイターを「成功者」と評しています。

結果によると、レゴ関連チャンネルは平均して、運営歴が9年、登録者数は47万人。動画本数は504本で、視聴回数は2億800万回。1週間に1回動画をアップロードするペースで、41万ビューを獲得しているとのこと。RPMはBrick Experiment Channelと同様で、1カ月の広告収入は1800ドル(約23万円)ほどだそうです。

レゴ関連チャンネルにおける月間収益(縦軸)と登録者数(横軸)の関係を示したグラフ。赤い印はBrick Experiment Channelを示します。


なお、この結果から「レゴはもうかる!」と思ってしまいそうですが、Brick Experiment Channelは「レゴ動画を継続的に公開していても、登録者数や再生回数が伸びない人はいます。多すぎます。そんなクリエイターは何百人、何千人といます」と述べています。

Brick Experiment Channelはこのほかにも多くのデータを公開しています。たとえば以下は、動画の高評価の割合(横軸)と再生回数(横軸)を示したグラフで、おおむね、再生回数が増えて多くの人が見た動画ほど低評価を受ける割合が増えることがうかがえます。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
YouTubeが広告収入の低下を受けショッピング機能の拡充に着手 - GIGAZINE

YouTubeがパートナープログラムを改訂し「YouTube ショート」でも広告収入の45%を受け取れるようにすると発表 - GIGAZINE

YouTubeはもっとも収益性の高い「ブランド広告」を廃止する寸前だったことが明らかに - GIGAZINE

総額200万円以上を情報商材につぎ込めばYouTubeで一獲千金を達成できるのか? - GIGAZINE

YouTubeパートナープログラムの支払額は過去3年で3兆円以上、参加者は200万人超 - GIGAZINE

YouTubeでクリエイターがお金を稼ぐための10の機能まとめ - GIGAZINE

in ネットサービス,   動画, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.