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16~19歳は「34%が違法コンテンツを閲覧」「27%が荒らし経験あり」「22%が暴力を扇動したことがある」という衝撃の分析結果


インターネット上では、多くの人々によって犯罪行為や荒らし行為が行われています。新たにヨーロッパで行われた研究では、16~19歳の34%が違法コンテンツを所持し、22%が暴力を扇動しているといった実態が明らかになりました。

Risky online behaviour ‘almost normalised’ among young people, says study | Internet | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2022/dec/05/risky-online-behaviour-almost-normalised-among-young-people-says-study

Our latest research shows that more than two-thirds of young people in Europe, aged 16-19-years-old, are engaging in some form of cybercrime. ????‍????

The research was led by @ICC_UEL's professors @JuliaDavidson13 & @maryCyPsy.

Read more here: https://t.co/rohhs0DMaz @guardian pic.twitter.com/6uu1vhS3F4

— Uni of East London (@UEL_News)


若者のインターネット利用実態を明らかにしたのは、イースト・ロンドン大学の研究チームが実施したヨーロッパ(イギリス、イタリア、オランダ、スウェーデン、スペイン、ドイツ、ノルウェー、フランス、ルーマニア)に住む16~19歳の若者8000人を対象にした研究です。研究では、被験者に対して「インターネット上でポルノコンテンツを閲覧しているか」「ヘイトスピーチを投稿しているか」「著作権違反コンテンツを閲覧しているか」といった質問への回答を求めました。

回答を集計した結果が以下。「ポルノコンテンツを閲覧している(Watched pornographic material)」と回答したのは被験者の44%におよび、34%の被験者が「著作権違反コンテンツを閲覧している(Digital piracy)」と回答しました。「オンラインで他人を追跡している(Tracking)」と答えたのは27%、「オンラインコミュニティで荒らし行為を実行している(Trolling)」と答えたのは27%、「暴力を扇動している(Incited violence)」と答えたのは22%、「性的なメッセージや画像をやり取りしている(Sexting)」と答えたのは22%でした。


研究チームによると、被験者の内、男性の75%、女性の65%が何らかの形でインターネット上の不正行為に関与していたとのこと。研究チームの一員であるメアリー・アイケン氏は「多くの国々でオンライン上の犯罪に関する法律が制定されており、ハイテク産業に対して責任を追及する目的で法律が運用されています。しかし、今回の調査結果は『若者の不正行為』の予防にも注力する必要があることを示しました」と述べています。

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in ネットサービス, Posted by log1o_hf

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