ネットサービス

YouTube MusicとYouTube Premiumの登録者数が8000万人を超える


YouTubeが、無料音楽ストリーミングサービス・YouTube Musicと、有料版のYouTube Music Premium、YouTubeの全機能を広告なしで利用できる有料サブスクリプションサービス・YouTube Premiumの有料会員数が2022年9月時点で合計8000万人を超えたと発表しました。YouTubeによれば2021年の時点では5000万人で、1年で3000万人もメンバーが増加したことになります。

We hit 80 million?!
https://blog.youtube/news-and-events/youtube-music-premium-80-million-lyor-cohen/

YouTube Music and Premium Hit 80 Million-Plus Paying Subscribers - Variety
https://variety.com/2022/music/news/youtube-music-premium-80-million-paying-subscribers-1235427016/

YouTubeは2015年に広告非表示機能やバックグラウンド再生機能などを含む有料サービス・YouTube Redを開始。このYouTube Redはあまり成功したとはいえませんでしたが、YouTubeは2018年にYouTube Redから「YouTube Premium」に名称を変更。同時に音楽ストリーミングサービス「YouTube Music」を開始しました。

広告なし&オフライン再生可能な「YouTube Premium」と音楽ストリーミングサービス「YouTube Music」の提供が日本でも開始 - GIGAZINE


YouTubeは2018年からクリエイター・アーティスト・メディア企業に対して500億ドル(約7兆3000億円)以上を、2021年7月から2022年6月の間に音楽業界に対して60億ドル(約8800億円)以上を支払っていると述べています。

また、クリエイターやレーベルの音楽プロモーションを支援するため、広告とサブスクリプションの購読料の2つによる収益を強化し、YouTube Shortsを含む多くの機能を提供しています。YouTubeによると、YouTube Shortsの動画は記事作成時点で1日平均でのべ300億回再生されているとのことです。


YouTubeの製品担当ヴァイスプレジデントであるアダム・スミス氏は「広告がないこと、他のアプリやモバイルで動画や音声を再生できること、飛行機に乗ったときに必要な動画や音声をダウンロードし忘れてもアクセスできることなどといったコアな機能を軸にして、これまで7年間にわたってYouTube MusicやYouTube Premiumを作ってきました。私たちの目標は『どこにいてもYouTubeを利用できるようにすること』で、音楽業界の専門家やプロダクトマネージャー、エンジニアからなるチーム全体が、業界最高の音楽体験と信じて構築しています」と、エンターテインメント系ニュースサイト・Varietyに対してコメントしています。

YouTubeの音楽担当チーフのライアー・コーエン氏は「選択肢を豊富にすることが最大の課題の一つだと思います。だからこそ、私はYouTube Shortsにワクワクしているのです。YouTube Shortsは、私が箱の中からレコードを取り出し、次は何の曲だろうと考えているような感じです。私がやりたいことはファン、つまり消費者をYouTubeのメインエリアに誘導し、ミュージックビデオやインタビュー、パフォーマンスなど、ファンとアーティストをより深くつなぐものを視聴してもらうことです」と語りました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
YouTube Premiumがついに値上げ、ファミリープランが月額2280円に - GIGAZINE

YouTubeが4K動画の再生を有料プラン「YouTube Premium」の会員限定機能にしようとしている - GIGAZINE

YouTubeはショート動画クリエイターに広告収入を提供する準備を進めている - GIGAZINE

YouTubeの「低く評価」や「興味なし」ボタンはほとんど機能していないという調査結果 - GIGAZINE

YouTubeの広告収益は約1兆円で成長鈍化&Google検索関連は収益増、Google親会社・Alphabetの2022年第2四半期決算発表 - GIGAZINE

YouTubeショートの視聴者数が月間15億人に到達 - GIGAZINE

in モバイル,   ネットサービス,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.