Mac miniを任天堂のゲーム機Wiiに移植して「Apple Silicon搭載Wii」を爆誕させてしまうムービー

ストレージの交換ができないとされるMac Studioを分解して検証するムービーを手がけるなど、Apple製品の分解や改造で知られるYouTuberのLuke Miani氏が、M1チップ搭載のMac miniを任天堂の据え置き型ゲーム機のWiiのケースに組み込む改造に挑戦するムービーを公開しました。

Converting an old Wii into an M1 Mac mini was the BEST IDEA - YouTube


Watch this YouTuber put M1 Mac mini guts inside a Nintendo Wii [Video] - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2022/11/08/watch-this-youtuber-put-m1-mac-mini-guts-inside-a-nintendo-wii-video/

Miani氏が手に持っているのは、M1チップを搭載したMac miniです。

Miani氏は、10年近く変わらないMac miniのデザインを称賛しつつも「ちょっと退屈になってきましたね」と語ります。

そんなMiani氏の目に留まったのが、Wiiでした。

Mac miniとWiiはサイズが似ていて、修理しやすいデザインであるという点でも共通していることから、Miani氏はWiiのケースにMac miniを組み込めるのか調べてみることにしました。

実際にWiiを分解して中身を取り出してみると、Wiiのケースは組立が非常にやりやすいことが確認できました。

Miani氏は続いて、Mac miniを分解していきます。

そして、ケースを取り外して残ったMac miniの中身が以下。WiiとMac miniを分解した結果、Mac miniをWiiのケースに入れるにはファンの小型化などの改造が必要なことが分かりました。

Mac miniを収納できるように、Miani氏はWiiのケースを削って整形します。

さらに、3Dプリンターを駆使してブラケットも作りました。

こうして必要な部品をそろえたMiani氏は、WiiのケースにMac miniを組み込んでいきます。

こうして、Mac miniが入ったWiiが完成しました。見た目はWiiそのものです。

しかし、中身はMac miniなのでmacOSを起動させることが可能です。

Bluetoothに対応しているので、無線接続したマウスやキーボードもサクサク使えます。

ベンチマークテストをした結果、ファンを小型化したことによる性能の低下はごく軽微でした。

Miani氏は「今回の挑戦は、これまでこのチャンネルでやってきた中で一番のお気に入りのプロジェクトになりました」と語りました。