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壁接触走法でスピードを殺さず走ったNASCARドライバーが最速ラップでファイナル進出


2022年10月30日(日)に開催されたNASCARカップシリーズ「Xfinity 500」の最終ラップで、トラックハウス・レーシングチームのロス・チャスティン選手が車体を壁にこすりつけつつカーブを曲がりスピードを殺さずにフィニッシュラインを駆け抜けるという大技を披露しました。

Ross Chastain hit the NOS button to make it to the championship over Denny @rubbinisracing pic.twitter.com/XyDBXyj5wD

— Barstool Sports (@barstoolsports)


Ross Chastain's video game move to advance to the Championship 4 | NASCAR - YouTube


2022年のNASCARカップシリーズは2月に開幕。今回の「Xfinity 500」は翌週には優勝決定戦・NASCARカップシリーズチャンピオンレースが控える、特に重要な一戦です。

このレースの最終ラップに優勝決定戦のチャンピオンシップ4入りを賭けたチャスティン選手は、車体を壁にこすりつけつつ走行。コース奥の壁際を走っているのがチャスティン選手で、他の選手とはまったく異なるコース取りをしているのがわかります。


白煙を上げつつもスピードを落とさないチャスティン選手。


この走りで順位を上げ、5位でフィニッシュしてポイントを獲得し、チャンピオンシップ4入りを果たしました。なお、このあと4位入線のブラッド・ケセロウスキー選手が失格となり、4位に繰り上げとなっています。


これはフィニッシュ直前までチャスティン選手の前にいたデニー・ハムリン選手のオンボード映像。右前方にいるケセロウスキー選手に迫っています。


そこへ右後方からチャスティン選手が滑り込んできて抜かされ、そのままフィニッシュ。


別の車両のオンボード映像。


チャスティン選手の車両が猛烈なスピードでカーブを走り抜けている姿が捉えられています。


今回の走法についてチャスティン選手は、8歳のころに弟とニンテンドーゲームキューブのゲーム「NASCAR 2005:Chase for the Cup」を何度もプレイしてうまくいっていた方法で、実際にうまくいくかどうかはわからなかったと語っています。なお、チャスティン選手はこの最終ラップの走りでファステストラップを記録しています。

Ross Chastain 'I full committed" - YouTube


NASCAR 2005でこの壁接触走法をしているプレイ動画はぱっと見つかりませんでしたが、グランツーリスモで同様の走法をしているプレイ動画が以下。壁に接触しつつギュンと加速しています。

Dealing with a Wallrider on Gran Turismo - YouTube

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in 乗り物,   動画, Posted by logc_nt

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