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Uber Eatsが大麻の配達をカナダで開始、その他のビジネス拡大策も


デリバリーサービス・Uber Eatsが、カナダ・オンタリオ州で大麻の配達を開始したことがわかりました。Uberは2022年10月19日付けで広告部門を正式に立ち上げ、各種ビジネス拡大策を打ち出しています。

Uber Eats in Toronto adds weed to its delivery offerings | Leafly
https://www.leafly.com/news/strains-products/uber-eats-leafly-toronto-delivery-weed

Uber Eats now delivers cannabis in Canada | Engadget
https://www.engadget.com/uber-eats-cannabis-delivery-canada-toronto-142831893.html

大麻の配達は、大麻のマーケットプレイス・Leaflyと提携して行われるものです。


Leaflyの発表によれば、サービスを利用可能なのは19歳以上のトロント市民。Uber Eatsのアプリで地元の認可大麻販売店に注文を行うと、オンタリオ州の大麻小売販売プログラム・CanSellの認定スタッフが配達をしてくれるとのこと。カナダでは2018年10月に大麻が合法になっているため、サービス展開が法に触れることはありません。

なお、「大麻配達」が世界の主要な第三者デリバリーサービスで実現するのはこれが初の事例だとのこと。大麻が合法になっている国・地域は他にも存在しますが、たとえばカリフォルニア州は「大麻の配達業者を禁止する権利がある」と主張、ワシントン州も合法的な大麻配達を禁止しています。

Uber Eats Canadaのゼネラルマネージャーであるローラ・カシム氏は「Leaflyのような業界のリーダーと提携し、トロント市民が合法大麻を手に入れるための安全で便利な選択肢を小売業者に提供できるよう支援しています。これは違法な市場との戦いや、薬物による運転障害を減らすのに役立ちます」と述べました。

なお、Uberは2022年10月19日に広告部門を正式に立ち上げて、ビジネスの拡大に務めています。新たに発表された「Uber Journey Ads」では、Uberの利用データを配車業と配送業の両方で活用することにより、月間1億2000万人のアクティブユーザーに広告を届けていく予定だとのこと。

すでに40以上のブランドが提携してJourney Adsを掲載。消費者は広告コンテンツと約2分間接触し、他のベンチマークと比較してブランドパフォーマンスが2倍~6倍に向上したそうです。

Uber Launches Dedicated Advertising Division To Serve The World’s Biggest Brands | Business Wire
https://www.businesswire.com/news/home/20221019005349/en/Uber-Launches-Dedicated-Advertising-Division-To-Serve-The-World%E2%80%99s-Biggest-Brands

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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