Wikipediaの記事をすべてダウンロードしていつでもオフラインで閲覧&検索する方法

日本語の記事だけでも130万件以上、全言語を総合計すると5870万件以上にもなるオンライン百科事典「Wikipedia」の記事をすべてダウンロードし、オフラインで手軽に閲覧・検索する方法をブロガーのポール・ウィリアム氏が解説しました。
How To Download All of Wikipedia onto a USB Flash Drive in 2022
https://planetofthepaul.com/wikipedia-download-usb-flash/
Wikipediaはさまざまな原則の下で記事のダウンロードを許可しており、Wikipediaはダウンロードに際してはデータベースのダンプ方式を用いるよう呼びかけています。
Wikipediaの全記事のファイルサイズは英語版で95GB、日本語版でも20GBはあるため、これより大きなサイズのドライブを用意しておきます。USBメモリを使用する場合、exFATでフォーマットしておきます。これはUSBメモリ標準のFAT32には「1ファイル当たり4GBのサイズ制限」があるため。
次にウェブサイトをダウンロードするソフトウェア「Kiwix」をダウンロードします。まずはKiwixのページにアクセスし、使用しているOSのアイコンをクリックします。今回はWindows版をクリックします。

次に対象のファイル、今回は「Windows 64-bit」をクリックすると、ファイルのダウンロードが始まります。ダウンロードが終わったらファイルを解凍します。

続いてKiwixのライブラリページへ移動し、Wikipediaの記事ファイルを確認します。「Download」をクリックし、次に「Direct」をクリック。

ダウンロードを終えたら、先ほど解凍したフォルダの中から「kiwix-desktop.exe」というファイルを見つけ、ダブルクリックして実行します。

すると、以下のようにKiwixが起動します。

続いてファイルアイコンをクリックし、先ほどダウンロードしたWikipediaの記事ファイルを開きます。

するとこんな感じにWikipediaの記事が開きます。試しに、選り抜き記事からリンクされている「福岡県」の文字をクリックしてみると……

すぐさま福岡県のページにアクセスできます。ポイントは、Wikipediaそのものをダウンロードしてあるので、オフラインでも閲覧可能という点です。

ウィリアム氏は「フラッシュドライブにダウンロードすれば、いつでもどこでも何でも調べることができます。旅行が多い人、インターネット接続が不安定な地域に住んでいる人、インターネットが使えないときに備えたい人には、特に便利なドライブになるでしょう」と述べました。
・関連記事
無料でページを保存&完全オフラインで動作&ユーザー登録不要のChrome・Firefox・Edge拡張「TagSpaces Web Clipper」 - GIGAZINE
閲覧中のウェブページ全体を単一のhtmlファイルとしてダウンロード&注釈付けも可能な「SingleFile」レビュー - GIGAZINE
無料でウェブページやPDFを保存し複数端末で同期してオフライン閲覧可能にする「POLAR」を使ってみた - GIGAZINE
無料でウェブページ、写真、ファイルなどをオンライン上で管理して他人と共有できるウェブアプリ「Pearltrees」を使ってみた - GIGAZINE
ホットキーでいつでも呼び出せる&ウェブページをグループ管理可能で作業効率爆上がりなウェブブラウザ「Bonsai」を使ってみた - GIGAZINE
ファイル移動の退屈な待ち時間をゲーム化する「Copy Dialog Lunar Lander」の導入方法を解説&実際に遊んでみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ