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Googleが勝手にユーザーの位置情報を収集し続けていた件の裁判で123億円支払いへ


Googleのアプリが位置情報設定をオフにしてもユーザーの位置情報を収集し続けていたことでアリゾナ州から訴えられていた裁判で、Googleがアリゾナ州に8500万ドル(約123億円)を支払うことで和解が成立したことがわかりました。

Arizona announces $85M settlement with Google over user data | AP News
https://apnews.com/article/technology-business-lawsuits-arizona-440a27f1e7c2c672d3ccc727439978b4


Arizona announces $85M settlement with Google after investigation
https://www.azcentral.com/story/news/local/arizona-breaking/2022/10/04/mark-brnovich-announces-85-m-settlement-google-after-investigation/8176001001/

Google to Pay $85 Million to Settle Arizona User-Tracking Suit - WSJ
https://www.wsj.com/articles/google-to-pay-85-million-to-settle-arizona-suit-over-location-tracking-charges-11664907555

SETTLEMENT AGREEMENT
(PDFファイル)https://mcusercontent.com/cc1fad182b6d6f8b1e352e206/files/2e25a018-700a-8ca9-0a1b-67db7d2626aa/AZ_v._Google_Settlement_Agreement.pdf

Googleマップなど、Google製アプリの一部において、プライバシー設定で位置情報をオフにしていてもアプリが勝手に場所の情報を追跡・収集していることがわかったのは2018年のこと。

Googleアプリはたとえ位置情報を無効にしても場所データを追跡・収集し続けていると判明 - GIGAZINE


アリゾナ州のマーク・ブルノビッチ司法長官は2020年5月、ソフトウェアに組み込んだ詐欺的手法と強制的な設計によって人々の位置情報を追跡していたとして、アリゾナ州消費者詐欺防止法違反でGoogleを提訴していました。

和解案の内容は、Googleがアリゾナ州司法長官事務所に対して8500万ドルを支払うというもので、そのうち7720万ドル(約111億円)がアリゾナ州一般基金に送られて教育やブロードバンド、インターネットプライバシーに関する取り組みに使われ、残りは司法長官事務所のスタッフ育成プログラムに用いられるとのことです。

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in メモ,   ネットサービス, Posted by logc_nt

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