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「Stable Diffusionであの構図や雰囲気を再現するには何と書けば良いのか?」が目で見て一発でわかる「The Ai Art」


SNSなどで大きな話題を呼んでいる高精度な画像生成AI「Stable Diffusion」は、入力したテキストを基に画像を生成するため、「呪文」とも呼ばれる適切な文字列を考案することが重要です。しかし、思い描いている理想はあるものの、どんな文字列を入力すればいいのかわからない人も多いはず。そこで、Stable Diffusionで特定の構図や雰囲気を再現するために使える文字列を、画像例を見ながら調べられるウェブサイト「The Ai Art」を使ってみました。

The Ai Art - AI, Art, and everything in between
https://www.the-ai-art.com/modifiers

「The Ai Art」にアクセスすると、「Angles(アングル)」の指定に使える文字列が画像と共に一覧表示されました。


「Extreme close-up angle(超クローズアップのアングル)」「Long shot angle(ロングショットのアングル)」「Medium shot angle(ミディアムショットのアングル)」といった被写体との距離感を示すものや……


「Over the shoulder point of view(肩越しの視点)」「Overhead-angle(頭越しの視点)」「Selfie shot angle(自撮りのアングル)」


「Shot from a birds eye camera angle(鳥瞰(ちょうかん)カメラのアングル)」「Two shot angle(ツーショットのアングル)」「Wide shot angle(広角アングル)」などが用意されています。画像を見ながらチェックできるので、英語が読めなかったり文字列から画面が思い浮かばなかったりしても問題ありません。


左上のフォームをクリックすると、「The Ai Art」で文字列を調べられる項目が表示されます。用意されているのは「Artists(アーティスト)」「Artists - Ditital(アーティスト、デジタル)」「Artists - Fantasy(アーティスト、ファンタジー)」「Effects(エフェクト)」「Filters(フィルター)」「Lenses(レンズ)」「Lightning(照明)」「Material(素材)」「Photo Style(フォトスタイル)」「Photography(写真)」「Style(スタイル)」「Technique(テクニック)」「Technology(テクノロジー)」「Textures(質感)」「Type(画像タイプ)」など。試しに「Artists」をクリックしてみると……


さまざまなアーティスト名と共に画像が表示されます。どの画像も女の子を描いたものであるため、アーティスト名ごとにスタイルを比較しやすくなっています。


「Effects(エフェクト)」


「Filters(フィルター)」


「Material(素材)」


「Style(スタイル)」


「Type(画像タイプ)」では、「Holographic(ホログラフィック)」「Infra-red(赤外線)」「Thermography(サーモグラフィー)」など、画像のタイプを選択することができます。


今回は実際に、「The Ai Art」で調べてみた文字列「Two shot angle(ツーショットのアングル)」「Bokeh effect(ぼけ)」を使い、「Two blond hair girls laugh in the city, Two shot angle, Bokeh effect(2人の金髪の女の子が街中で笑う、ツーショットのアングル、ぼけ)」という文字列を作成。Windows環境にStable Diffusionをインストールする「NMKD Stable Diffusion GUI」を使って、画像を生成してみることにします。文字列を入力して「Generate!」をクリックすると……


金髪の女の子が街中らしき場所で2人並んで笑い、背景がぼやけている画像が生成されていきます。


生成された画像一覧はこんな感じになりました。「The Ai Art」を利用して適切な文字列を見つけることで、思い描いたものに近い画像を生成しやすくなります。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by log1h_ik

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