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ビル・ゲイツが「NFTは100%大バカ理論に基づいている」と発言


海外メディアのTechCrunchが開催した気候変動関連カンファレンスにMicrosoft創業者で大富豪のビル・ゲイツ氏がゲストとして参加し、経済や気候変動に関する持論を展開しました。その中でゲイツ氏は「非代替性トークン(NFT)」について触れ、「NFTは100%大バカ理論に基づいている」と発言しました。

Bill Gates on economic turbulence, crypto and whether we can still avoid climate disaster | TechCrunch
https://techcrunch.com/2022/06/14/bill-gates-on-economic-turbulence-crypto-and-whether-we-can-still-avoid-climate-disaster/

NFTは従来は無限にコピー可能だったデジタルデータにトークンを付与して唯一性を確保させられる技術で、NFTの登場によって「現存する最古のTwitter投稿」や「燃えさかる家の前でほほえむ少女の写真」などのデジタルデータが時には数億円規模の高価格で取引されるようになりました。

NFTで取引される高額なデータの中には一見すると高い価値があるようには見えないものも数多く含まれています。例えば、アート集団の「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」は以下のようなサルの画像を数多くNFTとして販売しており、サル画像の中には数百万円で取引されるものも存在しています。


TechCrunchのカンファレンスに参加したゲイツ氏は、「(NFTは)100%バカげた理論に基づいています」と発言。さらに上記のBAYCが販売するサル画像について「サルの高価なデジタル画像は世界を大いに成長させることでしょう」と述べ、NFTが高額で取引されている現状を皮肉りました。ゲイツ氏の実際の発言は以下のツイートに含まれるムービーで確認できます。

Bill Gates tells us what he really thinks of Bored Apes at #TCClimate: pic.twitter.com/vBc8BaaTup

— TechCrunch (@TechCrunch)


さらに、ゲイツ氏は「私は農場や工場、製品を製造する企業などへ投資します」と述べてNFTの取引に参加しないことをアピールし、「(NFTは)課税などの政府のルールを回避するためのものではないかと疑っています」と持論を展開しました。

なお、ゲイツ氏は2021年にもビットコインについてエネルギーの大量消費による環境への悪影響を指摘しており、取引時に大量のエネルギーを消費する仮想通貨やNFTに否定的な姿勢を示しています。

ビル・ゲイツが「ビットコインは地球に悪影響」と発言 - GIGAZINE

by Sam Churchill

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in メモ, Posted by log1o_hf

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