メモ

世界最大級の仮想通貨取引所・Coinbaseが内定取り消し、 ソフトバンク出資の仮想通貨取引所も次々とリストラ


アメリカ最大手の仮想通貨取引所であるCoinbaseが2022年6月3日に、社員の新規採用および補欠採用に関する計画を見送るとともに、既に決定していた社員の採用を取り消すことを発表しました。さらに、ブラジル最大の仮想通貨取引所の親会社が社員の10%分の人員削減を実施するなど、市場低迷による「仮想通貨の冬」で仮想通貨業界が相次いで人事の見直しを迫られていると報道されています。

Update on Hiring Plans. By L.J Brock, Chief People Officer | by Coinbase | Jun, 2022 | The Coinbase Blog
https://blog.coinbase.com/update-on-hiring-plans-bcedfa634989

Coinbase freezes hiring and rescinds accepted job offers - The Verge
https://www.theverge.com/2022/6/5/23155442/crypto-winter-coinbase-in-trouble-hiring-freeze-rescinded-job-offers

Crypto Winter: Brazil's 2TM Joins Coinbase (COIN), Gemini in Cutting Jobs - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-06-03/softbank-backed-2tm-cuts-about-90-jobs-as-crypto-winter-lingers

Coinbaseの最高人事責任者であるL.J.Brock氏は6月3日にブログを更新し、「市場環境と継続的な事業の優先順位付けに対応するため、当面の間、新規採用および補欠採用の一時停止措置を延長し、採用が決まったいくつかの案件を取り消す予定です」と発表しました。同社は、5月17日にも採用計画を延期することを発表していました


採用計画の凍結は、新規採用と補欠採用が対象です。また、既に採用が決まっていた人へのオファーも取り消される予定とのこと。Coinbaseはこれにより就職ができなくなった人に対して、就職支援・履歴書レビュー・面接コーチング・業界とのつながりへのアクセスなど、追加のサポートサービスを提供するとしています。

Brock氏は今回の決定について、「仮想通貨が不安定だということは分かっていましたが、より大きな経済的要因により、これまでにない形で会社や私たち個人への試練になる可能性が出てきました」と述べて、事業を取り巻く環境の不安定性が想定より激化したのが理由だと説明しました。

この決定の影響を受けた人の具体的な人数は明かされていません。ビジネス向け匿名SNSのBlindによると、Coinbaseがほんの2週間前に「採用の取り消しを行わない」と確約していたにもかかわらず今回の決定に踏み切ったことで、Blindには新卒者や既に勤め先に退職届を出してしまった人からの悲痛な書き込みが相次いでいるとのことです。

Coinbase sent a welcome email to new hires 2 weeks ago promising that they won't rescind offers (1st image).

Yesterday, they sent the rescind emails (2nd image) leaving candidates in frustration.

We have a referral thread going on to help those who were impacted ???? pic.twitter.com/lIQe0ph4rk

— Blind (@TeamBlind)


仮想通貨市場の低迷による影響は、ブラジルにも波及しています。海外メディアのBloombergは6月4日に、ブラジル最大の仮想通貨取引所・Mercado Bitcoinの親会社である2TM Participacoes SAが、従業員の10%以上にあたる約90人の従業員を解雇したと報じました。2TM Participacoes SAは以前、ソフトバンクから2億ドル(約260億円)の出資を受けたことがあります。また、Coinbaseによる買収の計画も報じられています。

Bloombergに情報を提供した関係者によると、今回の人員整理は金利の上昇やインフレといった世界的な金融情勢などが理由とのこと。Bloombergは「2TMは、ソフトバンクから出資を受けた仮想通貨企業であり、かつ現在進行中の『仮想通貨の冬』によりコスト削減に迫られて従業員を削減したラテンアメリカの企業としては2番目です。5月下旬には、メキシコの仮想通貨取引所で、同様にソフトバンクから支援を受けていたBitsoも、700人以上いる従業員のうち80人を解雇しています」と指摘しました。

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in メモ, Posted by log1l_ks

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