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QAnonを先導する謎の人物「Q」が言語学者による調査で特定された可能性

by Mike MacKenzie

テキスト分析などを行うOrphAnalyticsフランス国立古文書学校の言語学者が機械学習を用いて、陰謀論を唱えるグループ「QAnon(Qアノン)」のきっかけをつくった「Q」の正体を特定した可能性があることがわかりました。

Forensic linguists say they know the origin of the Q texts that began the QAnon movement | Daily Mail Online
https://www.dailymail.co.uk/news/article-10531793/Forensic-linguists-say-know-origin-Q-texts-began-QAnon-movement.html

Who Is Behind QAnon? Linguistic Detectives Find Fingerprints - The New York Times
https://www.nytimes.com/2022/02/19/technology/qanon-messages-authors.html

「QAnon」は海外の匿名掲示板「4chan」をルーツとして、「Q」と呼ばれる人物と、その投稿を信奉するグループにつけられた名前です。一部から熱狂的な支持を受けてはいるものの、Qの主張は根拠のない、いわゆる「陰謀論」に属する内容であり、Twitterで関連アカウントが大量に永久停止処分を受けているほか、Facebookからも「出禁」措置を受けており、Amazonも関連商品の排除に動いています。

Amazonが陰謀論集団「QAnon」関連商品を排除へ、連邦議会議事堂襲撃事件を受けて - GIGAZINE


QAnonを形成することになったQが何者なのかは不明で、これまでに何名か候補者の名前が挙がったことがありますが、特定には至っていません。

今回、OrphAnalyticsとフランス国立古文書学校の研究グループは、Qによる初期の書き込みと、Qだと目される候補者の書いた文書を、それぞれ異なる手法で調査しました。調査はそれぞれ法言語学に基づいたもので、たとえば「アメリカ合衆国建国の父」の1人、ジェームズ・マディソンは「while」より「whilst」を好んで使う一方、アレクサンダー・ハミルトンは「on」の代わりに「upon」を使う傾向があるといったことがわかっています。


調査の結果、Qの書き込みは、南アフリカの技術ジャーナリストであるポール・ファーバー氏(55歳)と、コンピューター起業家で日本在住歴もあるロン・ワトキンス氏(34歳)の2名による共作だったとのこと。

2017年10月にQが行った初期の書き込みとしては「Open your eyes, Many in our govt worship Satan.(目を覚ませ、我々の政府の大半はサタンを崇拝している)」といったものが知られます。調査では、2017年12月まではファーバー氏とワトキンス氏が協力して書き込みを行っており、その後、ファーバー氏の関与が薄れ、ワトキンス氏が引き継いだとみられるそうです。

「自身の文章がQによる書き込みと似ている」ということについてニューヨークタイムズから質問を受けたファーバー氏は、似ていること自体は否定せず、むしろ「Qの投稿は、私の文章の書き方を変えるほどに大きな影響を与えるものでした」と回答。「文字通り、(Qは)私たちの人生を支配しました」「私たちはみんな、彼のような話し方をするようになったのです」と述べました。

一方で、ワトキンス氏は「私はQではありません」とはっきり否定した上で、Qによる投稿を「悪いことより、いいことの方が多いでしょう」と称賛しました。

ワトキンス氏の父であるジム・ワトキンス氏は匿名掲示板「8chan」、および「2ちゃんねる」の所有者として知られています。

なお、QAnonの中では、Qは高い地位にある軍の関係者であると予想されていたとのことです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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