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ウェブブラウザのOperaで「絵文字のみのURL」が利用可能に


ウェブブラウザのOperaが、絵文字を使ったURLを提供する企業・Yatと提携し、絵文字だけで構成されたURLを利用可能にすると発表しました。Operaから絵文字だけを含むURLにアクセスしたり、絵文字で構成された文字列を個人のドメインとして登録したりできるようになるとのことです。

Opera now lets you ditch boring web links and use emojis instead - Blog | Opera News
https://blogs.opera.com/news/2022/02/opera-emoji-links-yat/

Opera browser now allows emoji-only web addresses - The Verge
https://www.theverge.com/2022/2/14/22932918/opera-browser-emoji-only-web-addresses-urls-yat

Yatは絵文字列をNFT化することで「絵文字で構成されたウェブリンク」を作ることができる有料サービス。Yatを利用すれば、「y.at/(絵文字)」というようにサブディレクトリに絵文字を使う任意のサイトへリダイレクトさせることが可能になります。


絵文字の部分はURLのサブディレクトリに当たるので、通常のブラウザでは「y.at」のアドレスを入力しないとアクセスできません。しかし、Yatが提携したOperaであれば、絵文字のみのリンクやURLでもアクセスできるようになるとのこと。絵文字のリンクにどんな感じでアクセスできるのかは以下のムービーを見るとよくわかります。

Browse with Emojis | Opera x Yat - YouTube


Operaで表示したブログの文中にある「⭐⭐⭐⭐⭐」をクリック。


「Go to Yat ⭐⭐⭐⭐⭐」をクリックします。


すると「https://y.at/⭐⭐⭐⭐⭐」にアクセスし……


「Five Star Showcase」というサイトにリダイレクトされました。


Operaは「Operaは絵文字ベースのURLを可能にした最初のブラウザとしてインターネットに新しいレベルのクリエイティビティをもたらし、文字や単語の代わりに絵文字のみでインターネットをナビゲートすることが可能になります」と述べています。

さらにOperaは「絵文字のみのURLが利用可能になることは、インターネットの仕組みを大きく変えるものであり、時代の変革の表れでもあります。ワールド・ワイド・ウェブが一般公開されたのは30数年前のことですが、リンクについてはあまり変わっておらず、いまだにURLに『.com』などの文字列を使用しています。しかし、今回のYatとの統合により、Operaファンの皆さんは『.com』や普通の言葉を捨てて、絵文字を使ってウェブサイトにアクセスできるようになります」とコメントしました。

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by log1i_yk

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