アート

衛星画像から見た世界の平均的な「色」とは?


世界には湿潤気候に属し森林面積も多い日本のような国もあれば、砂漠気候で一面砂や雪だらけの国も存在します。そんな国ごとの環境の違いを、国ごとに衛星画像の平均色を抽出することでErin氏が表現しています。

Average colors of the world – Data Stuff
https://erdavis.com/2021/06/26/average-colors-of-the-world/

Erin氏が公開した世界の平均的な色はこんな感じ。全体的に緑色が多いものの、アフリカ大陸の一部は黄色、オーストラリア大陸は赤茶色に染まっています。


詳しく見ていくと、アフリカはこんな感じ。ほとんどが砂漠気候に属するエジプトはほぼ砂の色。コンゴ共和国などの赤道直下の国々は緑が多いとわかります。


日本を含むアジアはこんな感じ。全体的に緑が多くなっています。


ヨーロッパはさらに緑多数。


南アメリカもほぼ緑。


アメリカは州ごとに色分けされており、西から東にかけて緑が濃くなっていくことがわかります。


Erin氏はこれらの画像作成にあたり、「ペンギンのウンチからのコロニーの特定」「画像1枚からの遭難者の居場所特定」にも使用された人工衛星システム「Sentinel-2」を使用したとのこと。Sentinel-2は欧州宇宙機関が森林監視などの地表観測に用いているもので、その衛星画像などといったデータセットは無料で公開されています

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in デザイン,   アート, Posted by log1p_kr

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